赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>トゥイードルディー
( 自身が可笑しなことを言った可能性なんて万が一にも考えず、ただ此方の思惑が彼の琴線に触れたのであれば此れ以上に嬉しいことなど無くて。相手が賛同の意を示したのであれば、そうでしょ。 と誇らしげに頬を緩ませ胸を張り。こんなところがまだ子供っぽいとは気が付けずに。「 ふふ、喧嘩するほど仲が良いっていうけど、本当みたいだねえ 」 よく耳にする言葉を体現したかのような双子に其れの真偽が判明しては、胸に感じる微笑ましさと羨ましさは勢いを増す一方だ。自分にも兄弟がいたならまた違った生き方になったのだろうか?そんな夢物語を思案しかけた瞬間、耳に届いた声と共に触れた手が頭をかき乱しては馬鹿げた想像を彼方へと飛ばしてしまい。兄にしてもいいと言われる日が来るだなんて考えてもみなかっただけに、驚きの声が喉の奥で絡まり大渋滞の混乱を起こして。「 … 嬉しい、けど … お兄ちゃん相手だと手が出せないのはヤだなぁ、? 」 ようやく出た声が何時ものように軽口を叩いてみせるも、顔が喜色一つに染まりあがっていることは明らかだろう。「 っふふふ! やだ、自己防衛するの早すぎじゃなぁい? 」 自信満々に正解を告げてみたのに、此方の口が動く前に予防線を張る彼。あまりに素早い自己防衛に思わず笑いが吹き出せば口元を押さえたまま顔を逸らし、ふふ、ふふふと堪えきれない可笑しさに肩を震わせて。――― 少ししてようやく止まったのを合図に顔の位置を戻せば、目尻に浮かんだ涙を払ってから彼を見上げ。また其れが込み上げて来る前に両手を伸ばし相手の首へ絡ませると、彼が逃げないうちにぐっと顔を近づけて。「 だぁいせーかぁい。アリスが一番好きなのはぁ … 貴方だよ、ディーさん 」 静かな夜の闇と吐息の中に消えてしまいそうなほど小さく、しかしたっぷりと艶やかさを持たせた声色で正解を舌先に乗せ。一秒後には手を解き体を離せば " どーお?安心した? " なんて、懐っこい笑みにころっと表情を変えてから問い掛けて。 )
( / 御知らせ頂き有難う御座います! 本日は時間に余裕がありますので、このまま待たせていただき、是非引き続き御相手頂けたらなと思っております…! ただ、主様の私生活が第一ですので、どうぞ其方様も無理のない交流を賜れましたら幸いです…!当方は永遠に待てますので…! )
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