赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>トゥイードルディー
ありゃ、違うの?まぁそれもそっか、あーんな素敵なお庭の持ち主だし、こんなに親切なディーが仕えている女王様だもんね(目尻に当てていた指先を離しては、肩を震わせる相手をきょとんとした眼差しを向け。しかし今まで通ってきた道を振り返れば、庭師の腕もあるのだろうが心を込め丁寧に手入れされているからこそ、より一層美しく深紅の花は咲き誇っているかのようにも思え。また、目の前の人物は悪の手先にも見えなければ、ケラケラとおどけたように甲高い声で笑いながら体全体を揺らし、先ほどまでの自分の考えを否定し。「教えてくれないのは残念だけど……うん、会ってからの楽しみとして取っておく」これまでほぼ全てに答えをくれた相手が秘密だと曖昧に言葉を濁されれば、不満そうに声を落としむっと下唇を尖らせるも、この目で真実を確かめるのも面白そうだと考える事で渋々納得の意を示し、こくりと頷き。「わぁ……でっかぁーい!」漸く間近で見る事の叶った城は、扉だけでも己の視界に入りきらない程であり。眼球から目玉を溢さんばかりに瞼をこれでもかと目一杯持ち上げ、首が痛くなるのもお構い無しに顎を天に向けては口をぽかんと開き間抜け面を晒し、感嘆の声を上げ。扉を押し開け自分が来る事を待つ相手に気が付いてはバタバタと喧しい足音を立て、その横を通り抜けては城の中へと足を踏み入れ。「もっちろん、答え合わせが先!誰かさんが教えてくれないから、此処がモヤモヤしたままだもん。お部屋はその後!」問いには当然とばかりに後者を選び、ドキドキと興奮故に鼓動の落ち着かない己の胸元をトントンと人差し指で叩き。庭園とはまた違う品の良い香水のような見知らぬ空気を肺に吸い込み「ここも良い匂い……ねぇディー、女王様のお部屋はどこ?あっち?それともこっち?」キョロキョロと首を左右に勢い良く振り回して問いかけ、くるりと振り返り相手に近寄れば、黒い皮手袋に覆われたその手をギュッと掴むように握りしめ、早く早くと期待に満ちた瞳を向けながら相手を引っ張っては急かし)
(/ありがとうございます!改めて宜しくお願い致します。では本体は失礼致しますね)
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