赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>チェシャ猫
(猫が二つの瞳で覗き込んで来る。絵に関してスゴイ、カワイイと言われれば悪い気はしない。飄々としている猫だが、だからこそ彼に褒められると真実味があった。お世辞ではなく純粋に褒めてもらっているのだと分かり、わずかに目を煌めかせる。「いつもはね、家の近くの公園に行ったり近所に住んでる生き物を描いたりするの。この前はこんなに大きい鳥を見たのよ。急いで描こうとしたんだけど、すぐに飛んで行っちゃったの」それから、それからねと思い出したことを口にしていけば、猫は笑みを浮かべながらじっと耳を傾けてくれる。空にはゆったりと雲が流れ、薔薇は風に揺れて静かにそよいでいる。チェシャ猫の緑の瞳に空の青が映っているような気がした。)
(/これ以上広げるのは難しいように思うので、別の場面に移したいと思いますが、今日は長時間お相手して頂きましたので、このまま終了という形でも大丈夫です。背後様のご都合に合わせますので、遠慮なく仰って下さい。)
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