赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>オルガ
出来るよ、__僕が一緒なら、水の中でも自由に動けるようになる。(不満を持つように訴えられた内容は己にとっては何ら難しくの無いこと、急かす様に彼女がこの後の予定を己にくれた為、披露するには丁度良いと眼をゆるりと細ませて「説明するより、行動に移した方が早いから。__太陽が仕事を終えてもお姫様を一人きりで帰すなんて真似しないから安心してね」正しくは理屈の無い道理なのだから説明のしようが無く、そんな水面下の出来事は一旦置いておき、時間が迫る事をロマンチックに例える彼女へ小さく笑いを零しつつ安心させるべく言葉を送り。名前を呼ぶのは暗に己が地上の住人と比べ常識を持たないから、と言うのが強い理由であり。急かす様な彼女へ片手を差し出せば「じゃぁ、行こうか」とエスコートをするように優しげな声色で言葉を送り湖への道へ足を進ませて。「此処に来たのは久しぶりだったんだ、普段は湖の中で過ごすから滅多に上に出て来なくて――。城にはもっと顔を出さないから、」庭園を進めば濃厚な薔薇の香りが、そんな匂いすら新鮮な気持ちであり「でも、オルガちゃんと出会えたから。今日は城に行って良かった」薔薇の匂いよりも慣れ親しんだ森の空気に周囲が色を変えれば他愛のないことを話す様にゆっくりと語り)
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