赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>劉
そうも言ってらんねぇぜ、厨房は戦場だからな!其処に立てば厳しいから覚悟しろよ(くっく、と笑いをこらえながら重ねる冗談を向けて遠慮なく細身の彼女の背中をぱん!と叩けば「でも、手伝ってもいいっつうその気持ちは最高だ。お前さんは良い奴だなァ」良くも悪くもフレンドリー、彼女が女性であることなんて二の次と言わんばかりのそんな遠慮のなさで、澄ましてばかりの他のアリスとは違うと彼女に対する好印象を持ち。先に告げた言葉の上げ足取り、どうやら彼女は随分と切れ者らしい。"ほォ"と感心するように短く声を上げてからBoo!と不満げな声を上げて、小憎たらしくも覗き込む無邪気な笑みに軽い力でデコピンを一つ。「ばァか、お前さんは俺がそんな金持ちに見えんのか!見えねぇだろっ。残念だったな、叶わないぜ」自虐を織り交ぜた返事に開き直る様に胸を張り、暫し歩いた所で見えてきた出店街にて「帰りに幾らでも寄って見て良いから最初だけは付き合え」と約束をするように注意を促し、向かった先は様々な野菜を取り扱う店で。己を見るなり大物の野菜が入る重量のある紙袋を渡されて、それを受け取れば「今日の夕飯は新鮮な野菜がたっぷりだぜ、好き嫌いはねぇか」何てからかいを含み尋ねかけ。店のスタッフへ軽い挨拶をしてからその荷物を持ちつつ「何か欲しい物が有れば此処に来れば揃う、出店街は覚えておいた方が良いな」と此処で暮らす上での豆知識を一つ、賑わうそれらを一瞥するように目を向けて)
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