アリスは憂鬱な夢を視る（　半無登録　/　NBL　/　提供おじさん　）

＞ヨハンナ

＿＿＿、こーいうのが部屋っつうんだよ(決まりの悪さを覚えていれば足並みを揃えるような細やかな気配りも見せること無く、加えては振り返り彼女の様子を伺うこともせずに歩みを進ませ。その中で耳に届いた溜息に気が付くと己のそんな人を思いやれない行動を指摘されているようで、何も言わぬが花とでも言うように移動中は余計な口を挟まず。到着したのは扉から変えられた場所、見た目を重視し重たい鉄材を使う扉を開くと中に広がるのはアリスの部屋よりも広く取られた間取りで元々の物など無いのでは、と言うほどに鉄やら木やらを使って燻銀の色合いで纏められるスチームパンク調の部屋で。飾り物として置かれる中にぬいぐるみのような可愛いものは無いがガラス細工やランプなどの品が置かれ、至る所に灰皿が。ゴチャゴチャしているようで拘りも有るらしく自慢をするように述べて、ウォークイン型のクローゼットを開き今一度彼女の姿を見れば「自分で好きなやつ買うまでの繋にしろよ」と注意をひとつ。持っているものの中でも出来るだけ綺麗なTシャツを数枚と、サイズが合わないことを前提に暑い日用に買っていたハーフパンツを二枚ほど、何れも男物である事がひと目でわかる黒やら紺やらの女性らしくない色味の物で。先ずはそれを纏めて適当な袋に入れれば彼女へ持たせ「引越し祝いっつったろ、欲しいもんが有ればやるよ」と部屋を一瞥して伝え、とは言え女性がこの無骨な男の物を欲しいとは限らない事を考えておらず。その傍らで己のプランである飾りを別の袋に詰めればそれと持ち運び用の工具が入る用具箱を用意して)

(/いえいえ！お気になさらず…！どうぞ宜しくお願い致します！/蹴り推奨)