赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>失敗アリス
____じょうおう、さま?
( 少しばかりぼんやりする。寒空の下、このままだと凍死するのではと笑えもしない冗談が頭をよぎったところで、ふいに頭上から降ってきた言葉にゆるゆると頭をあげた。静かな小道に響いた忠告に首を傾げれば眠気がまとわりつく頭をゆるく振り、やっと冴えてきた目が捉えたのは先日話をしたばかりの麗しき女性。目を瞬かせ、相手の言葉もそこそこに舌ったらずな具合で声を上げた。暫くし、相手の言葉を断片的に呟けば「鳥の家…。どこだろうか、そこは。___ああ、それよりも。君のほうが心配だ。」と急かす言葉も意に返さず、どこか気の抜けたぼんやりした様子で相手の頬に手を伸ばせば「ひえてはいないか?きみこそはやくかえらなければ。ここにちかづいてはだめなのだろう?」持ち前の世話焼きから、場に不相応な優しさが滲んだ声で述べて。それから小さくくしゃみをし、ず、と啜った音を出しては、再び襲い来る眠気と寒気に縮こまり、さむいな、と相手を見、苦笑を零して。 )
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