赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>埜瀬
___誰が一人で行かすと言った、ちゃんと俺が送り届けるよ(音楽に精通していないようでその曲名までは分からない。が、それでも興味を持たせ心を惹くのだから音楽という物は凄いのだと実感をする。流れていた音が止み、彼が蓋を閉じると彼より告げられた遠回しの意味を確りと汲み取ってか浅く顎を引き頷きをひとつ、ティーカップの中身を飲み切ってからそれをトレイに戻して立ち上がり「お前の気が変わってしまう前に案内しよう。……オルゴールを作るのに何が必要だ」持ち込んだ物を忘れずにトレイにまとめてから使っていた簡易椅子を再びたたみ元の場所へ、トレイを片手に部屋を出れば何せ気難しい兎が相手だからか先に情報を集めておこうと探りを入れて。「帽子屋邸には仕立て屋と芸術家が、大体の材料は揃っているし何かを作るなら一番相応しい環境だ。もし、お前にやる気があるなら作ったオルゴールを販売して生計を立てるのもひとつの道だろうな」部屋を出て廊下を進む中で提案を一つ語り、すれ違ったメイドにトレイを渡し。「森を歩くが足は大丈夫か?」笑みを浮かべつつアウトドアとは言い難い雰囲気の彼へ確認を)
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