赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>埜瀬
(最初こそ針のような警戒心が肌を刺すような空気感を感じさせたが、己の同居人とて似た様な物。当たりの強い反応には抵抗も無く慣れていた、暫しの葛藤が有ったのだろう漸くと開かれた扉のゆっくりとした動作がその葛藤をより強く感じさせて、ついちょっかいを出したくなる悪癖をぐっと抑え込み我慢して。部屋に入れば彼の忠告通り、派手なアレンジは見られずに、それでも綺麗に纏められた状態で。備え付けのテーブルにトレイを下せば小生意気なその言葉に"くつり"と喉を鳴らす軽い笑い声を一つ、「ああ!勿論だとも、――答えられる事、答えていい事、に限るがね。」最初は何処までも大盤振る舞いと言った口振りで期待を持たせ、後者には"シー"と息を漏らして秘密を貫かなければならない事も有ると言う意味を含ませた言葉を添えて。テーブルの下に組み込むように収納されている折り畳みの簡易椅子を"えっと、この辺に――"とぶつくさ呟きながら探してから開き、自らもそこに腰を下ろして「つもる疑問は有るだろうが、先ずは出会いに乾杯だ!」彼の返事を聞く事無く呑めるだろうと言う事を前提にブランデーを少しティーカップに注いでからソーサーに乗せた一つを彼に差し出して、渡した後にもう一つを己の手の内に持てばティーカップを少しだけ掲げて「ようこそ、我が国へ。……歓迎する」ニッコリ、と口角を吊り上げ眼をしゅるりと細める笑みを浮かばせて改めて歓迎の言葉を添えて紅茶を一口楽しんで)
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