アリスは憂鬱な夢を視る( 半無登録 / NBL / 提供おじさん )

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赤の女王  2017-10-15 11:00:59 
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「アリス、アリス。そっちじゃないよ、ほぅら、こっち」

誰かが誘導する。導くように進むべき未知な道を。


「みんな、新しいアリスがきたよ。白兎、書類の準備を。チェシャ猫、悪戯はまだ駄目だってば。ライオン、お得意のホットミルクで出迎えてあげたら?」


誘導される声が他にも誰かが存在する事を説いている。
時折、アリスアリスと囃すような声が遠くに―――。



    「   助けて、アリス   」
 


最後に聞こえたのは苦しそうに綴られる女性の声だった。




「        」
繰り返されるアリスアリスアリス……。
僕は私は俺はアタシは”アリス”だったのか____。






>再建トピ



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  • No.1499 by エンリケ・ルアノ・アスタルロサ  2018-02-14 22:35:41 



>ユニコーン


(そっと重ね合わせた掌から伝わるのは温もりばかりではなく、とくんとくんと脈を打つ相手の鼓動の存在も感じられた。此処へ来る前の、此処でこうして銀河の塔での暮らしを始める前の己を思えばこんな風に誰かと手を繋いで家路につくなんて事は想像も出来なかっただろう。確かな変化を感じているのは己もそして相手も同じ事。今じゃすっかり、改めてそう言われると妙に照れくさいような気持ちがして、相手の言葉はきちんと聞こえているのに視線は不自然なまでに真っ直ぐ前方へと向けたまま「…気に入ってる、それなりに。」と銀河の塔での暮らしに対する素直な意見を述べ。出て行くなんて選択肢は、実を言えば最初から有りはしなかったのだ。何となくほっと落ち着く空間、美味い食事、良くしてくれる同居人達、出ていこうと思う理由は己にとって何一つ見当たらなかった。何より、己の暮らしの拠点として今の場所を選んだ時、相手の存在そのものも理由のひとつだった。此処へ迷い込んで始めて出会い世話を焼いてくれた、そんな相手が居る場所に何か安心感のようなものを見出していたからこその選択。言葉にしないだけで、今でもその思いは変わっていない。だからこそ、釘を刺すような言葉には「行かねえよ。」とある程度の自信をもって答え。2人で帰って来たのは紛れも無い"我が家"、それを確かめるように銀河の塔を見上げつつ開かれた扉を潜れば「ただいま。」と帰宅の挨拶を返して)

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