赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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――― … んー、
( 不思議の国で夜を過ごすのは何度目だろうか。落ちた陽の代わりに顔を出した月を、与えられた部屋の窓から身を乗り出す様にして眺めるのはもう日課になってしまった。どっぷりと深い色をした空にある、ただ唯一の存在を知らしめるようにして光る満月。手を差し出し、追い求めたら窓枠から落ちてしまいそうなほどの魅力を振りまくそれに溜息が一つ落ちる。「 … お庭にでも行こうかなあ 」振り返れば息が詰まるほどの白さで塗り固められた部屋が其処にあり、依然として感じる窮屈から逃げる先として浮かんだ場所は薔薇庭園で。ぽつり、零した独り言など拾われるはずもなく、ただ独り言ちたそれが空気に溶ける前に部屋を出ると空き家に入った泥棒のように抜き足差し足で廊下を渡り。――― お城から庭園に出る一歩目はいつも何故だか緊張する。けれど一歩でも出てしまえばこちらのもので、小慣れた軽い足取りで石畳が続く道を渡っていくと、いよいよ月下に咲く花々が姿を現し始め。鼻腔を擽る甘くて重い香りに沈んでいた気分が晴れやかになっては「 ふふ、此処で誰かが来たら面白いのにぃ 」悪戯を企む子供の如く小さな声でひそひそと。誰か、なんて曖昧な言い方をしたが脳裏に浮かぶのはただ一人。薔薇庭園を見る度に思い出す、少し前に出会ったお調子者の彼の姿で。「 トゥイ―ドル … ディー。」 何気なく彼の名前を口にしてから仰ぎ見た月の位置を確認すると、暫くはこの庭園で心を休めることにして。 )
( / それでは僭越ながら先にロルを打たさせて頂きました!少し独白めいた書き方になってしまったため、少々絡みにくいかも知れません…!絡みにくい、もしくは別の不備など御座いましたら書き直しますので遠慮なくお申し付けくださいませ!本日こちらは時間がありますので、どうぞ主様のペースでお相手頂ければ幸いです…!宜しくお願い致します。 / 蹴り可 )
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