赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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(まさかかとは思っていたが、そのまさかが正解だったとは。今し方迷い込んだばかりであったなら遊園地に連れ込むより先に城に通して女王に顔見せをさせた方が二度手間にならず良かったか、と既に遅い考えを頭に浮かべてから直ぐに思考は切り替わり。己とて、来たばかりの道をまた戻るのは嫌なのだ、今日の夜にでも城の住人に迎えに来て貰えばいい。とそんな考えに踏み入り、彼女の告げる嫌味など、帽子屋邸の兎に比べて幾許も可愛らしい、腹の一つも立たないもの。くつくつ、と喉を鳴らしながら「遊園地に行きたいと申したろ、ならば行き先は其処しか有るまい」遊園地に向けた足を再び進ませればこれより向かう場所を改めて伝え「来たばかりならそう言えば良い。何故隠した、馬鹿めが!__お前ら迷い込んだアリスは此処の女王陛下候補として此処に連れられたのだ。嗚呼、哀れな奴め。」森を進む中で此処に来たばかりならばと、彼女が此処にいるその理由を説くように語り「城にお前の部屋も用意されているし、飯も城で食う事が出来る。__遊園地を楽しんだ後は城より使いを頼んでやるから、細かい話はその時に聞くが良い」アリスと言えばその多くが城を住処にする。極稀に違う場所を住処に選ぶアリスもいるが珍しい物。「アリスは女王候補と言ったろ、損得も恩を売るも関係無い。アリスは愛い。たんと可愛がられておればそれで良いのだ」この国におけるアリスの重要性を一言で物申すその発言をする頃には軽快なミュージックが聞こえ始めて「そぉらついた。此処が玩具箱の遊園地だ」口角をツイと吊り上げながら笑みを蓄えて到着した遊園を扇子の先にて示し上げ)
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