赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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指名 / おまかせ
登録か無登録か / 登録
名前 / ルツール・C・ティファニー
年齢 / 23y
性別 / 女
性格 / 一言で言えば女らしくない女。女性らしさが感じられない皮肉な物言いと、他者を寄せ付けない刃の如く鋭敏な目付きに、凛々しい立ち振る舞い。宝塚的王子様といえば聞こえは良いが、些かキツすぎる言動が目立つリアリスト。態度こそ生意気で、傲慢に見えるが、言葉に見合った実力を常に追い掛ける努力家で、頑張っている人を見かけるとつい世話を焼きたくなるお節介性。辛辣な物言いもその人を思ってのことで、やや遠回しの心配と、はっきり過ぎる注意。なかなか改善できないその癖はほぼ反射のようなもので、女らしくないと言われるたび結構落ち込む。本当は可愛らしいものが大好きな現役20代であり、己とかけ離れているからか、女の子らしさに憧れを抱いている節がある。好きなものにはとことん一途。何から何まで尽くしてあげたいタイプで、もはや依存の域に到達しているところも。本人も認める面食いで、取りえず綺麗なもの、可愛いものが好き。滅多に笑わない表情筋も少し嬉しいことがあると緩み、見た目や態度に反して案外笑いのツボが浅かったりするようで、初対面なら基本仏頂面だが、友人関係になると会話が気安くなったり、たまに悪戯を仕掛けてくるような年相応な一面も垣間見える。絶賛独り身、加えてお節介焼きが作用してか家事はそれなりに得意な模様。
容姿 / 元々白銀の髪は手入れ不足により少しばかりくすんだ灰色をしており、全体的にパサついた髪質。自分に無頓着なせいか、大雑把にざっくばらんと切られたベリーショーで、いつも眉毛辺りまでの前髪を後ろに撫で付けただけの髪型をしている。可愛いものに憧れるとは言ったが、お洒落はせず、今更ながらに自分にはに似合わないと断固拒否。服装も軽めのニットにジーンズ、その上にカーディガンとシンプルで、左耳にシルバーの耳飾りを少々。他の装飾品は持ち合わせていない。持っていたとしても悩みに悩んだ末に購入した観賞用である。身長158cmの褐色の肌。褐色の肌と灰色の髪と相俟ってエキゾチックな印象を与える。得意げな笑みと片目を眇める表情はどこか蠱惑的で、身長と比例しない豊満な体つきはアンバランスな危うさを醸し出しており、色気を更に引き立たせる。猫のように鋭い目は琥珀を埋め込んだかのような深い金色。
備考 / 生まれも家族の記憶も火災の日から全てを失い、、火災が起きた日でさえ、ぼうぼうともえあがるあかいものをみました。とだけ述べた。そのとき、やけに幼い口調で語る。本人は一時的に幼くなる口調に気付いていないからか、火災の日の話を振られても憤ったり、過度に怯えたりせず、別段気にしていない様子だが、一時的に幼くなる口調はいつまで経っても治らなかった。本人が気づかぬうちに深層心理に深い傷を負い、火災が起きる前の自分に無意識として切り替えているのかもしれない。現在は幼くなる口調の原因究明という名目で通院していたが、検査中、いきなりフラッシュバックした炎の映像に錯乱。そのまま気絶し、その日から入院。それから意識がぼんやりとしたまま寝ては覚めを繰り返している。
ロルテ / _____。
( 圧巻、壮観。そんな言葉が似合うだろうか。辺り一面に咲き乱れた赤い薔薇、所狭しと花を伸ばす深紅色は毒々しい程の鮮やかさで目が眩みそうだ。ここはどこ、わたしはだれ。そんな台詞があったっけ。最初は鼻で笑ったその言葉もおちおち馬鹿にはしていられないな、と思う。だって、私は先程まで病室にいたはずで、朦朧とする意識の中、尋問に近い状態検査を受けていたからだ。ほんの一瞬目を閉じて、憂鬱な気持ちのまま瞼を起こせばあら不思議。白く冷たい無機質な部屋からがらりと変わって、視神経が映すはまるでお伽噺に出てくるような幻想的な風景。おまけに匂いまで感知できるオプション付きときた。すん、と鼻を鳴らせば噎せ返るようなような薔薇の芳香が脳まで侵して酷い吐き気がする。一体何なんだ。最近動かしていなかった脚が、筋肉がふるふると震える。鼻が馬鹿になりそうだ。ついに耐え切れなくなってよろめき倒れた先には薔薇の棘。ぶわりと舞い上がった花弁と、ぴりりと走る痛み。何から何まで恵まれないな。茫然と呟き、頬と指先から滴る赤い鮮血を無感情な瞳で見つめる。ぞっともしない。唾をつけときゃあ治るだろう、絆創膏に消毒液、水洗いのほかに怪我の手当ての仕方などをろくに知らないぽんこつな頭はそんな不衛生な答えを出して納得したようだ。それよりと、覚束ない足を叱咤し、ゆっくりと立ち上がってから周囲を見回した。無数の薔薇と美しき色彩たちのコンビネーション、こんな訳のわからない状況下で無いのなら軽く感嘆して、暫くは居座っていたであろう目を奪われる光景。だがまあ、こんな酷い匂いはお断りだが。目を細め、軽く咳き込んでからふと気づく。未だ脳内で辺りを実況できるほどの冷静さを保っているようだ、私は。そのことに驚くが、どこか当然のように思えた。病院の中での隔離された生活。元々外に出ることが普通だったからこそ感じる窮屈な物事の数々。鉛のように重たい体、常時朦朧とする意識、途切れる記憶。生きている心地さえしなかったあの生活が、私にとっての不自由な体がここには存在していないからだ。自由の利かなかった足は久々の運動に震えているけれど動かないわけじゃあない。意識は正常に機能している。記憶も虫食いじゃない。閉鎖的な病室と違って外を感じる。それが何よりも嬉しくて、恐怖すら抱かないのだろう。だからこうやって冷静でいられるのだ。人は何かを失う恐ろしさに怯えるのだろうから、それと違って失うものは何一つとしてない私は、逆にこの夢で私が失ったものが与えられることに歓喜し、この夢から覚めてしまうことのほうがよっぽど怖い。我ながら呆れた思考だが、そう思ってしまったのだから仕様がない。たとえ私がもう逝ってしまっていたとしても、だと。うっすらと浮かんだ笑みに隠し切れない傍観が乗った。 )
( / 素敵なトピックと美しいやり取りに今までロム専を貫いていましたが、とうとう堪え切れず恥を忍んでの参加希望です…!
難のある性格に加え、殆ど伽羅が動かなかったという駄文ではありますが、どうかご検討のほど、宜しくお願い致します。 )
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