赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ムカデさん
( 毎日違う色のゴンドラに乗り込んで、上にある美しい空、下にある幾つものアトラクションを眺めながら一日を終える。そんな実に子供じみた想像は勿論叶うわけもなく、ただ彼が口にした"誰も住んでいない"との言葉に引っ掛かりを覚えては眉を顰め。「 アリスの監視役が必要ってわけだ。ははっ、それじゃあ まるで精神病棟だねぇ 」 誰かが一緒でなければいけないということには何かしらの理由があるのだろうが、さながら檻付きの部屋に入れられる気分のような規則に口を曲げ肩を竦めれば吐き捨てるように呟きを溢し。「 確かに、もうずいぶん歩いたもんねぇ。リディもお腹が空いちゃった 」 第一の目的を当てることが出来たならば、やったと自分に拍手を与えて喜び。次いで第二の目的が発されては、それを強調するように鳴った音に一度目を瞬かせ。感化されたのか途端に何か食べたいとの欲が浮かび上がると、くすくす笑いつつ頷き同意を示して。料理が出来ないらしい彼はどうやらいつも誰かに作ってもらっているらしい。見掛けたことこそあれど実際に時間をかけて話したことのない人物を脳裏に描きつつ、再び鳴いた腹の虫に笑っていれば無言の視線を向けられていることに気が付いて。話の流れからして、一緒に食事でもどうかというお誘いだろうか。いや、それならばきっと言葉にしてくれるはず。居ればいい。なら、もし居なかった場合はどうするつもりなのか、 ――― ようやく考えが行きつくとぱちぱち、目を瞬かせ。 「 …… 私もお料理に自信があるわけじゃないけど … 特別、ね。リディを見付けてくれたお礼。 」メイドさんにお願いするという手も勿論あったが、森の中で拾ってもらえた礼を自らするチャンスであると考えれば彼のお願いを受け入れ。「 貴方は何が好き? 」 庭園から城内に続く道に足を進めながら、もし作ることになったとき何を作れば喜ぶのかを問うて、 )
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