赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>ハンプティダンプティ
やっぱりそうよね。そのはずよ(返事よりも先に動いた手は看板をひっくり返し、裏向きになった『open』の文字とそうこなきゃと小言もなしに乗り気な相手に口角を上げてにんまりと笑い掴まれた手首を嫌がる事もなく引っ張られるままに甘やかな色とハートで彩られた遊具や建物に目を向けて。遊園地といえば移動式のものしか知らず、小さい事は特に夜にチープな電飾をキラキラと光らせる景色が好きだったのを憶えている。目にするものはどれも自分の記憶より大きくどこか圧倒されていたところに相手の顔が目の前に現れるとぱちぱちと何度も驚いたように僅かに幼い仕草で瞬き、はっと思い出した様子で続いたピンクの鳥や風船の説明を聞くうちに元の調子を取り戻すとええ、とはっきりした声で頷き「一回きり、誰かを好きに出来る当たり付きのドードーの風船ですってね。蜥蜴に友達との休日を過ごさせてあげたいわぁ」その風船の事ならこの時期に遊園地に行くなら知っているべきだとお喋り好きのメイドに教えられており、共通の知人をからかう言葉を付け足し。ふと目をやった先にメリーゴーラウンドとその奥にはジェットコースターのレーンを見付けると掴まれていない方の手で指差し「ね、どっちかに乗りましょ」ピンクの鳥は飛んで逃げないし当たりは一つだけではないはずで、急いで探す必要はないと優先順位を下げて目についた遊具の二択を問いかけ)
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