赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>人魚さん
( 吃驚した。アリスとの聞き慣れた三文字の後、それを掻き消す様に言い直された名は聞き間違いや幻聴でなければ紛れもなく自分の本名で。何時の間にやら癖づいていた一人称がまさか他人の、それもこの国の住人の口から飛び出てくるとは予想谷しておらず、それだけで頭がパンクしては辛うじて告げられた言葉そのものが記憶として脳内に焼き付き。余りの衝撃にうろうろと視線を彷徨わせては、もう一度言ってほしいだなんて言い掛けた口を慌てて塞ぎつつ、一先ず深呼吸をして頭を落ち着かせ。表情が整うと、改めて呼んでくれたことへの礼を。 「 ええ、いいの?人魚さんが言ったことは何でも本気にしちゃうよー? 」 嘘を嫌う彼だからこそ冗談と本気の区別が付けづらく。デートは至極嬉しいがほんの冗談に一人舞い上がって恥ずかしい思いをするのは出来るだけ避けたい。真意を問うようにくすくす笑いながら茶化して返事をすると、水中の異世界へ別れを告げて彼に身を任せたまま水面へ上がり。「 わあ、すごーい!人魚さんは魔法が使えるのね、 」重たい衣服を持ち上げながら陸に移動していれば、先に上がった彼の衣服が一瞬で乾いたのを目撃しては感嘆の声を上げ。続いて同じように瞬き一つで乾いた此方の服にまた凄いと燥ぐとぱちぱち、手を打ち称賛し。――― 何時の間にやら太陽があんな位置まで移動している。暗くなる前にお城に戻らないと、と靴を履き直しながら考えるも離れることの名残惜しさが足を重くして。「 今日は本当にありがとう。貰ったリングはちゃーんと大切にするから安心して、! それに、えっと … 嘘じゃないなら、また今度デートしよーね、? 」どうにも上手く口が回らず、最後に至っては視線も彼方此方に飛ばしながらの別れ言葉となってしまい。慣れていない照れというものに続く言葉も見つからず、しかしふと浮かんだ内容に閉じた口を開くと、 「 リディの名前、忘れちゃ駄目だからね、 」 揺蕩う水の様な鮮やかな瞳を今度は確りと見詰めながら告げ。それじゃ、と空いている片手を振れば何も追及されない内に木々の隙間から見える城を目指してそそくさと足早にその場を去り、 )
( / キリが良いところが見つからず、気が付くとまた此の様な時間に … !いつもいつも遅くまでお相手頂き、申し訳なさと有り難さが鬩ぎ合っております。本日も大変楽しく、そして素敵な時間を過ごさせて頂きました。お手伝いのお駄賃以上に素敵なものを頂いてしまったのでついお城へ帰還させてしまいましたが宜しかったでしょうか … ?何か不備等ありましたらお申し付けくださいませ。それでは本日は此れでお暇させて頂きますね。お相手頂き有難う御座いました! )
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