赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>悪魔
(ダイスゲーム、そう言えばここへ来る途中"悪魔のダイス"と言う単語を聞いたような気がする。案内をしてくれた彼は大きく張るとそう言っていたが、今目の前にいる相手の言うダイスゲームとはそれの事だろうか。そんな事を考えて始めていた矢先、種も仕掛けも無いとはまさにこの事で、一体どこから出て来たのかと考える方が無謀と言えそうな速さで取り出された赤いダイスにぴくりと眉を上げる。良くも悪くもこの国は退屈しない、呆れるやら感心するやらで短く息をつきながら案内されたテーブルの上を眺めた。ルールは非常にシンプル、複雑なゲームはあまり得意ではない自分にとっては打って付けである。始めようか、との声には「…分かった。」と簡単な相槌を返してからダイスを掌の中へ。勝っても負けてもそう長居はしない筈、特に迷う様子も見せずにポケットの中から取り出した適当な金を掛金として差し出せば、続いて掌の中におさめていたダイスをテーブルの上にさっと転がす。さて、勝敗はどうか――興味は無さそうに見えても決着ばかりは多少気になるのか、二つの目がじっとダイスの目を見詰めて)
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