主 2017-10-07 19:05:32 |
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SCP-1973-JP
メアリー・スーの怪物
オブジェクトクラスは Keter。
アニヲタならば、メアリー・スーという単語はもちろん目にしたことがあるだろう。
簡単に言えば、SCP-1973-JPは 「自分が理想的な主役メアリー・スーになれるように、周囲の人間や環境に影響を与える」 オブジェクトなのである。そら貫禄のKeterだわ。
こいつを放置しておくと、いつの間にかその周りの人間は「モブ」となり、彼の一挙手一投足を持ち上げるためだけの存在になる。
さらに言うなら、 「ひたすら賞賛してくれる味方」 と、 「自分の英雄譚のためのかませにされる敵」 に分かれる。
そして、彼の思い描くような世界は大抵、もしも小説として提示されるならばおそらく「稚拙」なものとなる。
というのも、こいつの引き起こす現実改変は以下のような特徴を持つからである。
SCP-1973-JPの異常性の1つは、SCP-1973-JPが「勝負」を行った場合、SCP-1973-JPが勝負の相手(以降対象)に必ず「勝利」することです。「勝負」は一般的な戦闘のほか、弁論や研究、競争など大よそ「勝ち負け」が発生するすべての事象が含まれ、「SCP-1973-JPが対象より優れている」結果を示し「勝利」する形で終了します。どの程度からSCP-1973-JPとの「勝負」の範囲になるのかは実験の困難さや予想される被害から、特別な理由がない限り禁止されています。
現実改変の理由として、過去の戦闘記録においてSCP-1973-JPの「勝利」につながる「偶然」が発生する点が挙げられます。これは過去の戦闘記録を視聴した機動部隊員が「SCP-1973-JPの動きが素人であるが、相手があり得ないようなミスしている事例が多すぎる」と指摘したことで発覚しました。いくつかの小規模な確認実験の結果、主に対象やそれに付随する環境に対して現実改変を行っていることが推測されました。SCP-1973-JPそのものの実力はそう高くないと考えられています。
実際、上記の実験記録は大概おかしい。
「機動部隊が本来のマニュアルを無視した行動を取り、結果しょぼい負け方をする」
「収容違反を起こすようなオブジェクトではない者が収容違反を起こしている」
「医学知識がなかったのにあっさり治療法を見つける」
「なぜかテストは満点を取れるような内容のものが出題される」
「日本支部の管轄でありながら、さも当然のように本部の、それも最凶クラスの戦闘力を持つオブジェクトと戦闘し、そして勝つ(もしくは未遂)」
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