主 2017-10-04 22:24:09 |
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STORY
禍津日大戦が始まる二十年前の神歴116年。世界の科学は高水準で空を飛ぶ車や簡易的な個人飛行機械、パイプの通路や道路など近未来的な都市が各国主要都市に出来ていた。都市に住む者にとっては口頭や指先一つで欲しい物が手に入り、労働は全てロボットとなり、人類は栄華を誇っていた。しかし、繁栄すればするほど人類は脆弱して行くのが世の常であり、都市に住む人間は日に日に身体機能は弱くなっていた。しかし、都市部から離れ田舎などの辺境に暮らす者達は都市部に住んでいる人間より遥かに強く、人間が繁栄を極める以前の旧暦2000年代の身体機能を持っていた。だが、都市部であれ辺境であれ人類を脅かす存在が少なからずいた。それは鬼神と呼ばれる異形の生物とその配下の妖怪である。都市部では滅多に目撃されないが辺境では目撃例が多く、人間が食べられるなどの事件も起こっていた。そんな辺境の村を守りながら旅を続ける者達『鬼祓い』(後の災禍祓いと禍祓い)がおり辺境各地では英雄とされていた。この鬼祓いは鬼神と妖怪が現れると不意に現れては退治し足跡すら残さずに消える…報酬は僅かな食糧と金銭のみで雨風を凌げる小屋や古寺を転々としていた。そんな鬼祓い達がやがて禍津日大戦を経て災禍祓いとなり天照を結成するまでの間に如何のような物語があったのか。今こそここに語り記そう。全ての戦いの原点を
用語
鬼祓い
災禍祓いと禍祓いの原点とされる鬼神や妖怪を倒しながら旅を続ける者達で特定の住処は持たず古びた小屋や古寺などに一定期間居ては居場所を転々としており、辺境各地では目撃したかと思えば霞のように消えている。しかし、彼らが居た後には必ず鬼神と妖怪の屍が転がっており、彼らに討伐を依頼する際は空高く飛んでいる白い鷹や鷲(後に灯籠学院生も使用する)が旋回する場所に手紙と食糧と金銭を置くと鷹、もしくは鷲が回収し鬼祓い達に届けられる。それを以って討伐されるので実際に辺境に暮らす者達には鬼祓いは一体何者なのかは不明。噂では鬼神と妖怪に魅入られた呪われし者と言われている
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