おーるむとーろく。（　ＡＬＬ作品無登録制　）

>中野

……、
（　たまたま通りがかった部屋の先、頭に猫耳カチューシャをつけた少女が鏡の前で猫の物真似を披露している光景を目撃しギョッ、と驚き歩みを止め。これは見ちゃダメなヤツだ、数々の修羅場()を潜り抜けてきたこともあってか直感でそう感じ取り。きっと相手はまだ自分の存在に気づいていないだろうからバレないうちに逃げようと抜き足差し足でその場を後にしようとするが残念かな、鏡にばっちり自分の姿が映り込んでいることに当の本人は気づいていなくて、　）


>リンク

つまり遭難したってことか…。えっと、そのシーカーストーン？っていうの？治る見込みはあるのか？
（　聞き馴染みのない単語が次から次へと、矢継ぎ早に出てきて頭が疑問符でいっぱいになり。取りあえず意味の分かる単語を頼りに相手が遭難してしまったということだけは理解すれば、なにか力になれることはないか、と色々思考を巡らせていたところふと聞こえてきた野宿の言葉に面を上げ「ホテルとかに泊まればいいじゃないか。それか…あ、金がないって言うならウチに来るか？大きい屋敷に家族４人しか住んでないから部屋が余って余って仕方がないんだ。」なんて、にこやかな笑みを浮かべながら出会って間もない相手の世話を焼く始末、　）


>羊原

勿論注意してはいるんだ！ただ上手いこと言いくるめられるというか…注意喚起するつもりがいつの間にかオレがされる側になってるというか…、
（　自分だって妹が夜外出することをよく思っていないため何度も注意してはいる。が弁が立つ妹に勝てる筈もなく気づけば、立場逆転し何故か自分が妹にお説教されている事が多く。口ごもりながらそのことを述べ。小刻みに震える耳を見ればそわ、と身じろぎし再び指先を耳に近づけつつ、）確かに……あ、オレの声うるさくないか？

500円なんて昼食代で全部使い切って終わりさ。せめてバイトが出来れば今よりもう少し余裕ができて、そうしたらもっとアルクェイドや先輩達にも付き合ってやれるんだけど…、
（　はーあ、なんて酷く困ったような重々しい吐息を吐き出したなら、誰に言うでもなく一人独白して。滅茶苦茶な言葉が聞こえてくれば眉間をよせ「なんでそうなるんだよ。頼まれたって君のことは食べたりしないぞ！」そうキッパリ、言い切って。反省の色が感じられないため再びチョップしようと手を振り上げれば、）人に迷惑をかけるのは反対だ！