ぬし 2017-09-16 21:20:55 |
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>>あずさ
『…───夢か現か此岸か彼岸か、ここはまほらか蛮烟瘴霧───…』
( シャンシャンと鳴り響く鈴の音に混じりからころと通る声色で歌いながら夜の街を。やがて空間の出口へとたどり着けばまるで花嫁衣装を模したような狩衣を煩わしげに払い除けつつ神輿降りてポッカリと空いた闇へと身を投じる……───と、その先は見慣れた自身が住む寮の一室ではなくガラス板の感触。「 あれェェ…? 」 果たしてここはどこだろう?首傾げつつぽつりと一言。うっすらと閉じたまぶた開けば目の前には紛い物の獣耳をつけた少女。困り顔で鏡の中よりひらり、少女に向かって手を振って )
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ん〜……んんー、オレもねェェ、普通じゃないんだ〜。だから力になれるかなぁ…なんて思ったんだけど──…ハ…イリア人?とか聞いたことないんだよねェェ。オレはねェェ、羊さんだよ〜。……そうだねェェ、キミの所で聞いたことあるのかはわからないけど、十二支の未──、桃太郎に出てくる鬼でもある…かもね。
( 困り顔はそのままに相手のフォローに頷き。聞き覚えのない種族や人種にやはり知らぬと首振れば自身のことを少しばかり。外つ国の人ならば知らないかもしれないがいくつか例を上げては最後の " 鬼 " という言葉には瞳露ににっこりと貼り付けた笑を浮かべ。その笑みもすぐ様隠すように普段のへらりとした笑に切り替えるとキラリ、自身にも見えるようにかかげた石に首を傾げて )
なんだか不思議な気を放っている石だねェェ?それでワープでもするの〜?
>>遠野
メェェ!?危ないよ〜、ちゃんとお兄ちゃんとして止めなきゃ〜。女の子の独り歩きはねェェ、世の中物騒だから。
( 自分には止めておきながら、と言う言葉にぎょっと目を見開き。まさか兄よりも強い少女がいるとは露知らず、本心から心配の言葉を掛けて。突然触れた羊耳に感じた人の指先の感触にまるでブルブルと水を切る犬のように耳をぴるるっと震わせ )ううーん…でも声が大きい子とお話すると大変なんだよねェェ。どっち塞げばいいかわかんなくて〜。
1日500円………たくさん貰ってるように感じるんだけど───…いや、でも普通の子は足りないのかもしれないねェェ。
( うんうんと相槌打ちながら聞いていればふと自身と変わらないのでは、と内心首を傾げ。それもそのはず、全寮制の学校に娯楽はなくゲームもなければテレビもない。お金だって使うことは無いのだ、きっと学園の外に出ればもっと自由に過ごせるのだろう、「 普通の子は 」 という言葉にすべて乗せればその先は聞き役に徹し。ほんの少しの悪戯心で怯えてみたものの何だかんだと羊肉を食べないこともない、そんな意味を汲み取れば 「 やっぱり食べるんだねェェ……オレも食べられちゃうのかな〜 」 と頓珍漢なことをぽつり。頭に受けたチョップに平気そうな顔しつつも 「 いたた…暴力反対だよ〜 」 と反省の色が全くない様子で寧ろ楽しげに言葉を紡ぎ。 )
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