おーるむとーろく。（　ＡＬＬ作品無登録制　）

　
　
　
>>世良真純

な、なんとか。まだ湯を入れてなかったのでスコーンは無事ですけど、カップが割れてないかが心配ですぅ。……──あ！お前は運ぶだけでいいのですよ、指を切ったら危ないですし、それは翠星石がやるですぅ。（　ころころといくつかのスコーンが床へ転がるのを見送り、それと同じようにティーポットやカップがトレイ上で倒れたことに肝を冷やすも、思いのほか被害が少なかったことにほっと胸を撫で下ろして。こちらが声を掛けたとはいえ、率先して片付けを手伝ってくれる様子の相手にぎょっと目を見開き、怪我をする心配の無い自身とは違い下手をすれば大惨事になりかねない状況に慌てて止めに掛かり　）まあ、しっかり働いてくれるなら客人として持て成してやらんことも無いですよ。お前はこれを持っておくですよ、翠星石にはちょっと重いですけど、人間ならこれくらいは余裕なのではないです？（　んしょ、と空のカップ一つとティーポット、そしてスコーンが乗ったトレイを見せるように少しだけ上に持ち上げて　）

ほ、ほんとーです？なら良いのですけど。……二重の意味で（　←　／　ほっと肩の力を抜き　）もちろんですぅ。二人まとめて相手してやるですから、気にせずかかってくるですぅ！テニスの中学生は翠星石の背後もよぉぉく知ってますからね！（　←　）


>>ホワイト

そうですね。翠星石に負けず劣らず個性の塊みたいなヤツらばっかりなのですよぅ。お前にも兄がいるのですね。……──、本当に大事な兄弟なのですね。翠星石も同じですよ。特に大事な大事な妹が。翠星石もお前の兄のようにそんな魔法が使えたら良かったのに（　表情から簡単と言っても過言では無いほどに思いの強さを感じると、眩しそうにふっと瞳を細めて柔らかな笑みを浮かべ　）……なんて、冗談ですよ──……っな、なあ…ッ！？す、翠星石は夢でも見てるです！？（　少しばかり物思いに耽るもすぐにころりと普段通りのお転婆娘の顔になり、柔らかほっぺたの感触を楽しんでやろうと気を取り直した刹那、大人びた笑みに視線奪われあっという間に成長した姿に瞳を白黒とさせながら触れる相手の手の大きさと、先程の少年の面影を残した美貌を落ち着きなく交互に見て　）お、驚くも何も無いのですよ！？くう……ッ、悔しいくらいに美形ですね、さっきのお前と今のお前、どっちが本当なんです？（　子供よりもずっと小さな手で相手の指を確かめるように幾度か握りつつ　）

ふふん、もっともっと褒めるですよぅ！（　←　）……それにしてもお仕置です？う……うぅん、でこぴんとかはどうです？翠星石は痛いからでこぴんは嫌なのですよぅ（　苦虫を噛み潰したような顔で自身の額を両手で押え、ふるふると震えて　）


>>伊弉冉一二三

翠星石は、ううう羨ましくないって言ったんですぅ！（　弱い犬ほど何とやら　／　←　）ちぇ、なってないですよぅ！じゃあ今度来る時は持ってくること！あ、でもあんまり美味しくないなら要らねーです。甘くないのはお呼びじゃないのですぅ。……ん、なるほど。三人組でちょっとお揃いだったり、似たような正月衣装を？ずるいです、ずるいですよぅ！翠星石も仲間に入れろですー！（　ついに羨ましいと言外に認めて叫ぶも、相手が取りだした重箱に瞳をきらきらと期待に輝かせて　）…──！やるじゃないですか一二三ぃ！翠星石はこれが欲しかったのですよぅ！まさに正月、正月の風物詩じゃあないですか！（　はやくはやくと言わんばかりに全く届かない両手を重箱に伸ばし　）お前のおすすめはなんです？翠星石は腹が減ったのですよぅ！


>>上原 歩夢

翠星石と一緒は嫌です？自分ではそんなに悪くないと思いますけど（　しょんぼりと気落ちした様子の相手へ意地悪な聞き方をしつつも、冗談とばかりに口元はにんまりと笑みを浮かべ　）やっぱり！似ていると思ったのですよ。恥ずかしがらずとも、翠星石が覚えているということは楽しかったということですからね。胸をドーンと張って置けば良いのですぅ！（　こうやって！と言わんばかりに誇らしげに胸を張り　／　ぽんっと叩いてドヤ顔　）…──うーん、翠星石は一人で店に入ったりはしませんから何処のかはわかりませんけど……これなんてどうです？パッケージからして一番高そうなのですよ！（　ふっふっふ、とあくどい笑みで一際目立つダージリンのティーパックを手に取り　）あとは、これですかね？えーっと、きゃ、きゃらめる？ミルクが書いてあるですよ！（　もうひとつ、オレンジ色のパッケージを手に取り相手へ見せて　）


>>リヴァイヴ・リバイバル

ぬ、ぬぬぬ……、分かれば良いのです、分かれば（　申し訳なさそうな笑みに素直な性分故にそれ以上はつついたりせず、謎に得意げな様子で　／　ふふん　）お年玉──…、翠星石もよく知らないのですよぅ。お前は貰ったことないです？子供が貰うらしいのですよ！皆わくわく、どきどき、とーーーっても嬉しいものなのですぅ！（　耳打ちするように手のひらを口元に添えてこそこそと潜めた声で　）そりゃあもう、キャンディーも嬉しいですけど！キャンディーよりもーっと、です。お前は何を貰ったら嬉しいです？