【参加者募集】ホワイトボックス【途中参加歓迎】

世界観

ある日の夜…といっても暗いから夜だと思い込んだだけなのかもしれないが。
目を覚ますと教室にいた。クラスメイト達も同じ状況なのか辺りを見回している。
自己紹介がてら名前を言おうと誰もが口を開くも名前を思い出せない。仕方なく、全員が出席番号で互いを呼び合うことにした。

この学園には窓が無く、どこもかしこも白い壁でおおわれている。
しかし教室という教室はしっかりとあるようで、放送室や食堂もあるようだ。
そしてここの生徒は全員同じ寮へと帰っていく。白いこの学園と隣接している寮へと。

この学園には教師がいない。授業は全てモニター越し、この学園にいるのは12歳～18歳までの子供だけ。
そしてそんな子供達のまとめ役として機能しているのが生徒会だ。

誰もがこの世界を愛していた。大人に縛られることもなく、子供だけで、世界を支配している気になっていた。

そんなものは幻想だというのに。

ある日、一人の生徒が学園を飛び出した。好奇心故に。
そして、見たのだ。この学園の秘密を。

◆

学園
→政府が秘密裏に作った「子供傭兵育成施設」。離島に作られており、普通の子供よりもIQ値や身体能力の高い孤児のみを厳選し送り込んでは将来的に「生きるコンピューター」の様にすべく感情や頭脳などをコントロールする為の実験を行っている実験施設である。白一色で固められた不気味な四角い外観から通称は「ホワイトボックス」

生徒
→全員が孤児。IQ値もしくは身体能力が他の人間よりも高いという特色がある。この学園に入る際に記憶は消されており名前は生徒会長が名札として配ったナンバーで呼び分けされている。善悪の判断が出来ない。

生徒会
→生徒と同じく孤児だが、この施設が開発されてから最初の5名が生徒会として特別な待遇を受けている。所謂「成功例」である。IQ値、もしくは身体能力が他の生徒に比べ著しく高く政府の言いなりである。従順な下僕。生徒の始末から教育、まですべてを統括する監視役。


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