ロイヤルミルクストーリー(非募)

それならなんとか教えられそう…! って、英語苦手な事覚えてたんや、恥しいわ…。
( 自分がいつか何気なく言った言葉を覚えられていたので、少し驚いた様子と情けなさに苦笑いをして。『 褒められるとヤル気出てくるわ! 料理って楽しいんやね ! … どっくん、手際ええもんね 』少し褒められただけで気分が良くなり、目をキラキラさせて喜び。自分が
みじん切りをしている間にも手際よく作業している相手の手元をじーっと見て。『 ちゃんとオカンにも納得してもらってるならよかった。確かに、一人暮らしやったら俺は心配やから反対してたかな。ヒナか…確かに真面目で頼り甲斐はあるけどって何考えとんねん、ヒナは友達位が一番ええんやって。夫婦?! 俺とヒナが? う…それはなんか複雑な気持ちなんやけど。ホンマに無理してへん? あー、それは俺も。応援したいんやけど、やっぱり寂しいねん 』母の了承済みと知れば一先ず安心して。夫婦 なんて呼ばれてるとは知らなく改めて女子の難しさについて理解に苦しみ。普段はなかなか本音なんて話せないが、何故か今だけは本音が話せているのに自分でも少し驚き )

ホンマ！？それなら良かった。侯くんって欠点あんまないやん？何でもそつなくこなすし。せやから覚えてたのかもな…なんて
(それもあるんだけど好きな人のことは何でも覚えていたい。食べ物の好み、好きな動物、好きなタイプ…他にも色々、何でも覚えていたい。「そう思ってもらえたなら良かったわ！ん？あー、普段からやってるから慣れてるんかな」目をキラキラさせている相手の姿を見て此方も嬉しくなり。相手の視線が気になって首を傾げるも納得したように。「へへっ、心配してくれるん？嬉しいな。ふーん、侯くんと村上先生仲ええもんなぁ。じゃあ、俺とかどう？無理してへんて。でも、何かあったら侯くんに言うな」にこにこと嬉しそうに笑えば、納得したように頷き。冗談みたいに言い。)

そんなことないで?欠点を人前では隠してるだけで…ホンマはなーんにも出来へんよ
( 相手の発言に くすり と笑み零し。自分からすれば相手の方が何でも出来て羨ましい なんて思いながら。『 普段俺のご飯も作ってくれてるからやね。何事も慣れが一番なんやな。いやいや、ごめん、手際ええなーって思って見てただけやで ! 』思わず じっと見ていた為、相手に理由を慌てて説明して。『 そりゃ、心配するで。どっくんに何かあったら一大事やん。真面目やし頼り甲斐あるし、面倒見ええし…どっくんは絶対にええ旦那さんになれるんちゃう? こんな完璧な旦那さんなら、お相手さんが羨ましいわ 』普段は兄貴風なんて吹かせないくせに、いざとなると兄貴風吹かせたりして。相手が結婚した時の事を考えでは うんうん と納得した様で )

そないなことない、出来へんのやなくてやらないだけやろ？料理だってやろうと思えばできるし。諦めてたら何にもできへんよ
(むっ、と相手の発言に頬膨らめて拗ねたように言い。「ふふっ、せやね。でも、侯くんも慣れれば手際よく作れるようになるで。って、別に謝らなくてええよ」うんうんと頷くも慌てている相手に思わずクスッと笑い。「ありがとう、俺は侯くんの方が心配やけどね？うわぁ、そない言われたら照れるわ。でも、俺も暫くは結婚しないと思う。好きな人はおるんやけど叶わないから」褒めてもらえるのは嬉しいけど、ええ旦那さんになると言われると複雑で。)

正論すぎて何も言えへん…。何か新しいことに挑戦はしてみたいねん
( 頬を膨らます相手が面白く可愛かったのか思わず軽く吹き出し。『 俺も早く慣れたい…迷惑やなかったら、時間がある時は料理手伝ってええかな? 』きっと荷物になるだろうから、先に了承を得ようと尋ねてみて。『 俺に関して何も心配する事なんかないで?! えっ、どっくん好きな人居るんや! 叶わないって事は、相手にもう相手が居るとか…? 』' 好きな人がいる ' という相手の発言に驚いて目をぱちぱちさせ、一方想い人が誰なのか気になっている様子もあり )

もう、俺は真剣に言っとるのに何で笑うん！
(相手が軽く吹き出したのを見るとキッと睨むように見て。「いつでも大歓迎やで！でも、無理したらあかんで？ホンマに暇な時だけにしてな」大丈夫だとは思うけど、仕事で疲れているのに手伝いをさせるのは何だか悪い気がして一応言い。「心配なことだらけやん。物はすぐに忘れるし、無くすし。料理だって初心者やから手料理やなくてコンビニとかインスタントばかりになりそうやん？他にも…。違う、相手が俺のことを恋愛感情として見てくれてないってこと。」相手のことが好きだということに気付いていないみたいで目をパチパチとさせて驚いている相手にクスッと笑い。)

むくれてるのが可愛かったから、ごめんて…!
( 鋭く睨む相手を落ち着かせながら上記延べて。『 おん、無理はせんよ。気遣ってくれて、有難うな 』毎回そうだが自分の体調等を確りと真面目に考え心配してくれるのがとても嬉しくて。『 あー…この前もクラスの日誌失くしかけて焦ったわ。毎日インスタントは身体に良くないって分かってるから、改善はしたいんやけどねって他にもって事はまだ有るんか…! 成程な…恋愛とかよく分からへんけど、想い伝えてみたら案外上手くいくかもしれへんよ 』毎日の様に何かを忘れるは紛失するはで自分でも確りしないと、とは思っている。最後に恋愛なんてしたのは大学生の頃で、久しぶりの恋愛話に甘酸っぱさを感じ心踊らせていて )

なっ、別に可愛くないわ
(睨むのをやめて頬を少し赤くしながら上記を述べ。「そっか、それならまた手伝ってな！…よし、これで完成！」相手と一緒に作ることが出来ていつもよりも楽しく、完成した料理に満足そうに微笑みながら。「さっきも言ったけど酔って帰ってくるやろ、あとは…まぁ、ええわ。鈍感って言われたことない。侯くんは男に告白されて嬉しい？」相手の直してほしいところを考えてみたものの自分にとっては直してほしいところさえも好きな部分で。何度も思ってきたけど相手には俺を恋愛感情としてみることはできないんやろうなと思うと切なくなり。)

うわっ、めちゃくちゃ美味しそう! 俺とどっくんで初めて作った料理やね!
( 完成した料理を嬉しそうに見ては、携帯取り出し記念に写真を１枚。美味しそうな匂いに小さくお腹が鳴り。『 どっくんが安心して行けるように、善処はするな…! 鈍感…そうなんかな。男からも女からも、告白されたら嬉しいよ? だって、俺のこと好いてくれてるって事やろ? 性別関係なく、それってめちゃくちゃ嬉しいやん 』自分では鈍感だと思っていないらしく、納得がいかない様子で。男から告白だなんて想像したことが無かった為少しの沈黙の後、笑顔で述べながら )

せやね！あっ、俺も写真撮っとくからちょっと待ってな
(相手のお腹の音を聞いて腹減ったなー、と思いながらも相手との記念であるため思い出に写真を撮っておきたくて携帯で料理を撮影し。「ホンマに善処してな？向こうに行ったら卒業するまで帰ってくるつもりはないから。って、まだ俺は高2やし先の話ではあるんやけど。そんなん告白されたことがないから言えんねん。実際に好きでもない男から告白されてもキモいって思うし、自分のことをそういう目で見てるんや、押し倒されたりとかしたらどうしよう。怖いってなるはず。今までの関係ではいられなくなる…それだったら告白しないで今までどおり傍にいたいって俺は思う。それに侯くんは俺が誰を好きか気付いていないやろ？せやから鈍感やねん。まぁ、気付かなくてええんやけど」実際に男に告白されたことはなくて憶測でしかなく、告白して例え相手がキモいって思わなくても自分が今までどおりいられる自信がない。大学に入学をしたら帰ってくるつもりはなくて大学にいる間に相手への気持ちを忘れる。だから、相手への気持ちを忘れるまでは一切家に帰ってくるつもりはなくて。相手に告白なんてしてしまったら俺は未来永劫相手の前に姿を現すことはない。)

早う皆に自慢したいな…! まずヒナに見せて…それから、すばるにも見せな!
( 撮った写真を嬉しそうに見ながら、仲の良い先生の名前を数人あげて。『 いやいや、もう高２やで。後１年ぐらいしか無いやん…うわあ、なんか自分の事が不安になってきた…。あんな、どっくん。一応俺かて大人で恋愛経験も積んどる。俺はキモイとも怖いとも思わへんから、どっくんの話、気持ち聞かせてくれへん? 』昼間に冗談で告白された時の雰囲気、今の話している内容で流石の自分でも相手の想い人が自分である事に気が付いた。正直驚きが一番に来たが、今まで告白を受けた時とは違う ' 嬉しさ ' と ' 照れくささ ' を感じている。相手に無理で残酷な要求をしているのは自分でもよくわかっているが、それ以上に正直な相手の気持ちが聞きたく、目を確りと見て問いかけて )

あー、ええなぁ。俺も章ちゃんとかに自慢したいけどできへんから村上先生に自慢したい！
(親が再婚をしたということは仲のいい友達に伝えたものの相手が義兄になったということは卒業するまでは伝えるつもりはなく。嬉しそうに言っている相手が羨ましく思え。保健医をしている相手と仲のいい先生のことは尊敬しているし憧れてはいるけど何故か気まずいような雰囲気になってしまうため。「1年あれば何とかなる…はず？まぁ、侯くんの頑張り次第としか言えへんからな。…分かった。お、俺な、侯くんのことが一目見たときから恋愛感情として好きやねん。こんなん言われてもキモイやろ？…好きになってごめん。伝えるつもりもなかったし忘れて、今までどおりに接してくれたら嬉しい。それが無理なら話しかけないし、顔もみたくないって言うなら極力会わないようにする。…あっ、喉かわいたしコンビニ行ってくるから先に食べててええで」相手に目を確りと見ながら言われると逸らすことができず、緊張するし途切れ途切れになりながらも自分の気持ちを伝えて。相手を好きだと気付いた瞬間から叶うことはないと分かっていたため伝えるつもりもなく、今までの関係が壊れたりしないように必死で笑顔をつくって安心させるように言い。気持ちを伝え終わると相手に背を向けて涙をこらえながら言うと財布を手にリビングを出ていき。)

ヒナなら喜んで聞いてくれると思うで。今度話してみいや。
( 親が再婚した時も教え子が義弟になって同様したり対応に困っていた際も、まず最初に相談したのが同僚である相手で。誰よりも理解してくれている相手なら自分達兄弟の事も話しやすいのではと考え。『 ……っ、待って…! 』初めて聞いた相手の本当の気持ち。自分の気持ちの整理が追い付かずショートしている間に気が付けば自分の目の前から何処かへ行こうとする相手の手首を掴んでいて『 …謝らなかんのは俺の方やねん。俺、ずっとどっくんの気持ち気が付いてた。せやけど、色々考えたら見て見ぬ振りして…。全部話してくれて有難う、俺今めちゃくちゃ嬉しくて幸せやで。どっくんより一回り以上歳上やし、頼りないし…こんな俺を好きになってくれて有難う 』冷静を装っているが、隠し切れず耳は真っ赤で。ここまで自分の事を思ってくれていたとまでは思っていなく、自分の今の気持ちを伝えたく、無理矢理相手を自分の方に向け肩を掴みながら上記延べ。話している間に気持ちの整理が追い付いたのか、相手の気持ちに真剣に向き合いたいと思うようになり )

うん、いつも嬉しそうに聞いてくれるから話しやすくて好きやな
(相手の義弟であることもあってか自分に対しては本人は気付いていないけど物凄く甘くて、そっかそっか良かったなー、と嬉しそうに笑顔で聞いてくれる姿を思い浮かべて。とりあえず相手の前から去って頭を冷やしたり、これからどうしようか考えようとするも相手に手首を掴まれると振りほどくことはできず「…そっか、気付いてたんや。何で侯くんが謝るの？謝らなあかんのは俺の方やん。今まで嫌やったやろ、ごめんな。手、離して」無理矢理ではあるけど相手と向き合うような形になり、顔を見ると耳が赤くなっていて不思議そうに首を傾げて「えっ、何で照れてるん？嬉しいとか幸せだとか言われると期待してまうけどええの？嫌なら気をつけた方がええよ。それと付き合えないなら付き合えないでキッパリと断ってくれたほうが俺としては有り難いんやけど。…でも、ありがとう。あー、もう、腹減ったし飯食おう？」口調は少しきついけど曖昧に複雑ではあるけど真剣に向き合おうとしてくれる姿勢は嬉しくて、相手に聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で感謝をし。ぐーとお腹がなってしまい照れ臭そうに席につき)

今度、家に呼ぼか。俺とどっくんがハンバーグ作ってご馳走したりしたら、喜ぶやろ
( 2人が仲良く話してる姿を想像しては、微笑ましく感じ軽く頬緩め。今回の料理が上手くいったので、調子に乗って提案を一つして。' 手、離して ' なんて言われれば、自分でも強く握り締めていたことに気が付き慌てて手を離して 『 … ごめん 』と続け。『 嬉しいから照れてるんやって、嬉しなかったら照れてへんよ。ってあー!もう、せやから…! 嫌ちゃうし、期待して大丈夫やし、付き合えないなんて言うてないし…! その、上手く言われへんけど、俺でよかったらって言うか…アカン、こういう時何て言うたらええのか分からへん…』相手に釣られるまま向かい側の席に座ると、ぶつぶつと目逸らしながら呟き始め。告白されるのは大分慣れたが、どうも照れ屋な性格故に自分から相手にストレートに気持ち伝えるのは苦手らしく、勢いだけで話を続け )

あっ、それええな！渋谷先生も呼んで四人で食事とかしたいっ！
(普段から自分も相手も二人にはお世話になっているため少しでも感謝の気持ちをこめてハンバーグを二人で作ってもてなすことができたら喜んでいる表情が見れると思う。相手の提案に目をキラキラと輝かせて頷き。「だって、侯くんは俺のことを弟としてしか見たことないやろ？…だから。で、どういう意味なん？はっきりしてや！」ぶつぶつと呟いている相手に少し呆れながらも返答を静かに待って)

おん、すばるも呼ぼか。それまでに料理のレパートリー増やさな
( 嬉しそうに話す相手に頷きながら聞き。 学校行事や会議の日程を思い出し都合の良い日を考えたりして。『 つ、つまり…! 弟や生徒としてのどっくんもすきやけど、そういうの関係無く恋愛対象として俺も亮のこと好き。両想いってこと……ほら、早う食べよ!! 』思い切って勢いだけで早口気味に話し始め。相手に告白された時に' ああ、俺どっくんの事好きなんや 'と素直な気持ちに気が付いた。自然と口から出た相手の名前にぎこちなさを感じながら。少しの沈黙の後、恥ずかしさから話を逸らし )

作ってみたい料理とかあったら言ってな？色々と作って俺も料理の腕前をあげていきたい！
(作ったことのない料理も多いので美味しくできるか分からなくて不安ではあるため、ひとつ年下の友達の方が料理が上手いので教えてもらおうかなと考え。「ちょっ、待ってや。えっと、その…ホンマに侯くんは俺のこと好きなん？いや、疑ってるわけじゃなくて実感がわかないっていうか、今まで俺の一方的な片思いだと思ってたから、そんなん言われると思ってなくて。…付き合ってくれるん？引き返すなら今やで。……もし、付き合ってくれるんだったらきっ、キスしてや」叶わないと諦めていたため、恋愛対象として好きなんて言われると思っておらず顔を赤くして照れながらも今度は自分が相手の手首を掴んで。不安だし相手の手首を掴んだ手も震えていて、それでもしっかりと相手の目を見て言うと目を瞑り。)

オムライス! ふわっふわトロトロのオムライス。けど、肉じゃがとか唐揚げもええなあ!
( 元から食べる事は好きなため、自分の好きな食べ物を幾つか上げていき。『 折角両想いなんやから、付き合わなな。思いっ切り幸せにするって…なんや俺プロポーズみたいな事言うてるし。…こんな俺を選んでくれて有難う 』そう言い終わると、机越しということもあり身を少し乗り出し相手の目を確りと見て頬に触れ。そのまま顎へと手を滑らせては自分側に軽く引き寄せ優しく口付けを一つ。初めて触れる相手の頬と唇に愛おしさと胸の高鳴りを覚えて )

オムライスか、ええな！あとは肉じゃがに唐揚げ…っと、うん、美味しく作れるコツとか大倉に聞いてみる！
(料理のレシピが書いてあるノートに食べ物の名前を忘れないように書いていき、どれも作ろうと思えばできるけど友達に美味しく作るコツとかを聞いて更に美味しいものを作りたい。二人に喜んでほしいのは勿論だけど一番の理由は相手の料理ができたときの嬉しそうな笑顔がみたいから。「俺も侯くんのこと絶対に幸せにする！照れ臭くてあまり言わないと思うけど、侯くんが好きやで。愛してる。独占欲強いし、別れるって言われても簡単に手離さないから覚悟しといてな？」触れられたところが熱をもったようにあつく、口付けをされるとドキドキと鼓動が高鳴っていく。相手に離れてほしくなくて腕を首にまわして前記を述べたあと軽く触れる程度の口付けをすると思わずニヤニヤとし)