ヌシ 2017-08-21 10:25:15 |
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>東條さん
(自分が不用意に放った言葉に対して口ごもる彼女、そしてふと視線が合えば、何かしら自分の意志が伝わったのだろう。声音が先程と比べて柔らかくなった気もしないこともない。年下相手に呆れられたように感じ、やり場のない情けなさを忘れようと頬を掻きつつ。)
…俺は古瀬伊織って言います。俺は今のところ、食欲を紛らわせるために余分に水分摂ったりしてるんです。これがいつまで持つのかわからないんですけれど…。東條さんは空腹じゃないですか。…念のために何かは腹に入れといたほうがいいと思うんです。
(彼女が名乗れば自身もそれに応えて。鈍感な自分でも気づくような相手の困惑の表情、それについて自分が現段階で考えている対策を伝えることにし、淡々とそれを述べてゆき。ついさっきまで倒れていた彼女の身を案じるように控え目に尋ねてみて。味はわからないし本能の食欲は満たせないが、ないよりかはましだ。万が一の場合を考えると、何か口に入れておいた方がいいとの思案であり。彼女もこの屋敷の構造についてまだ把握していないはずなので、案内がてらキッチンに行くのも一つの案だと思い立って)
>藤咲さん
(この屋敷の構造にも慣れ始め、内に潜む食欲と争いながら日々をやり過ごしている。たまに初対面の人間と遭遇し分類に困惑したり、不意にケーキと出くわしてしまったりすることもあり常時気が抜けないでいる。また昼夜も分からないでいるので、自分の好きな時に睡眠を取っている。―今も睡眠欲がちらちらと脳内に見え隠れしていて、どこか休める場所があればと廊下を歩いていて。一番は自分の個室なのだが、先程自身の部屋の前でケーキと思わしき人が談話しているのを見てしまい慌てて離れた所である。どうして自分がここまで気を遣わなければならないのか、等と理不尽な気持ちが湧いてくるのをどうにか堪え、ふと視線を向けると『談話室』というプレートの掛かった部屋の前にやって来た。ここでなら休めるかも、期待を込めて静かに扉を開け。後ろ手に扉を閉め内装を確認しようと視線を向ければ、大きなソファに高校生と思わしき少女が座っているのに気付き)
――え。
(余りにも不意打ちであったために困惑からその一文字が口を突いて出て。しかもその表情は今にも泣きそうなものであり、ぎょっと身体を強張らせ。眠気もあってか入室したときには気付かなかった、甘い匂いが今更になって鼻腔を掠め『しまった』と唇を噛み、直ぐにでもこの部屋から出ようと片足を退き)
(/初めまして!藤咲さんの居る場所を勝手に談話室としてしまいましたが、不都合があれば変更しますのでよろしくお願いします)
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