あぁ、君の物だったのか.. 助かる、遠慮無く使用出来るからな。俺にのみ許可の申請を求めるような言葉が聞こえた気がしたが、気の所為か。( 著しく変化する相手の表情を無の感情で一瞥しながら淡々と述べていくと、卓上に乗る箱を指差して ) .. それならこの箱は何だ。部屋に柑橘系の香りが充満しているんだが。