星月夜 2017-08-17 16:05:06 |
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(結局いつもの様に流されてしまう己は彼にどう映っているのか。知りたいと思う気持ちが深まる程に相手の感情が全く読めず考えを巡らせるばかりだが、こうして真夜中に言葉を交わす事が出来るだけ幸福な環境を受け入れつつあり。今の自身には言わずともハードルの高い要求に一瞬言葉を詰まらせ、未だ朝日が顔を出さぬ時間帯から来る微妙な睡魔にやられ良く回らない頭を回転させ「…好きにすれば良いんじゃねえの。俺のせいで、仮にも社長のおじさんの仕事手古摺らせたくないし。」剥き出しの好意を伝えてしまわない様に、己の小さな下心を深読みされない様にとあくまで彼の仕事を理由付けて渋々要求を了承し。じりじりと身体を彼の近くへ詰め寄らせながら、己を全く腕の中へと遠慮がちに飛び込み。それだけで破裂しそうな心臓をどうにか静めようと深く深呼吸を一つ置いて。冗談を言える程に心に余裕があるらしい相手と自分の気持ちの差を改めて理解しては少し悲しく、然し言葉の裏に含んだ彼なりの気遣いに気が付けば心が暖かくなるのを感じて「俺は別に平気。睡眠不足だろうが授業はちゃんと受けるからな。」之までどんな内容の授業をもサボりは勿論居眠りなどかましたことがない、だから大丈夫だと根拠に乏しい自信を述べて鼻を鳴らして微笑み。初めからサボるつもりなど無いからして、冗談であろう悪企みを誘う目の前の妖しい笑顔に半ば呆れ口調で咎めるものの、内心ではそれも彼とならば楽しいかも知れないと思う自分に溜息をつき乱暴に頭を掻いて)
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