星月夜 2017-08-17 16:05:06 |
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(仄暗い闇の中誘うように掛けられた言葉は、あくまで叔父から可愛い甥に対するそれなのだろう。彼の傍にありたい己の目論見を全て見透かすかの如く甘い顔を見せる彼にまた自意識過剰な勘違いをしてしまう事を恐れ、いつまで経っても落ち着くべき所へ落ち着けない訳で。まるで小さな子供をあやすように優しい声色で誘導する、滑らかな手の動きから目を離さず滑稽にも立ち竦む事しか出来ずにいて。繰り広げられる反抗心と恋心の葛藤を彼は知ってか知らずか矢継ぎ早に己の感情を支配して行く。様子を窺うように此方を覗き込む相手の瞳をしっかり捉える事の出来ぬままどう返答すべきか焦る脳内に苛立ちすら覚え「…喉乾いてないから要らねェ。これは寝てるおじさん起こした責任取りな。」ミルクティーの存在は魅力的にも見えたが、きっと相手は己の甘党を配慮してではなく単なる子供扱いがしたいだけだ。時に想い人に甘やかされると言うものは今の自身にとっては辛い部分でもあり。咋に不機嫌を絵に描いた固い表情と乱暴な足取りでベッドに腰を下ろし、動揺を必死で隠すべく胡座をかき如何にも威厳たっぷりと言った様子で「--良いの?明日も仕事だろ、起きてたら疲れ取れないんじゃねェの。」然しながらその発言は彼の身体を心配する遠慮の色が見える口調で問い掛け)
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