おうさま×さいきょうのおとり

…変な間があったけど…まあ、いいか。いつも不機嫌な顔してるもんなー、影山。(にしし、と意地悪そうな笑みを浮かべ)

やーだ！影山が先だっ！(こちらも負けじと頬を弄り)

いつも不機嫌そうってなんだよ(むすりとした表情を再度して)

は？テメェが先に決まってんだろ！(負けじと遊び続けて)

だって影山いつも怒ってるイメージしかないし…あといつも睨んでる。(ビシッ、と指差して)

む、いい加減懲りろって！(変な顔になりながらも相手の頬を弄り)

はァ？いつも怒ってねぇし、睨んでもねぇよ(眉間にシワを寄せて)

テメェが懲りろ(みょん、と相手の頬を引っ張ったりして)

怒ってるじゃん…さっきも怒ってたし…(むむ、と納得いかなくて反論し)

んむー…っ、懲りねぇしっ！(埒が明かないが負けないよう頬を弄り)

俺が怒ってねぇつってんだから怒ってねぇんだよ。お前は考えすぎだ(つん、と相手の額をつつき)

はぁ...。じゃあ、いっせーので、でお互い離すぞ？(いいな？という瞳で相手を見つめて)

いてっ…うぅ、そうなのかなぁ…(額を擦りつつそう述べ)

おう、いいぞ。(じ、とこちらも見つめて)

そうだ。(こくん、と頷いて)

んじゃ、いっせーのーで(パッと頬を離して)

…じゃあなんで俺が起きた時不機嫌だったんだよ…(何かしたんだろ、と彼をじっと見つめ)

……(にやり、と笑いつつ頬を離さず)

....別に。(少し気まずげに顔を逸らして)

っ！？おいテメェ、言ったことと全然違うじゃねーか！(相手が手を離さないことにむっ、となり)

……。(逸らした彼をじー、と見て)

信じた影山が悪い！(にしし、と笑いつつまたイジリだし)

...な、なんだよ(ちら、と目線だけ相手に向け)

このッ...！！(がしっと相手の腕を掴んで)

気になるんだもん…(ずい、と顔を近づけて)

ぬぉっ！？(自分の腕を捕まれびくりとなって)

...気にすんな(近づいてきた相手の顔をぐいっと押し返し)

つかまえた(にっこりと笑顔ではない笑顔を浮かべて)

……まぁ、いいけど。(押し返されると自分の身体をんー、と言いながら伸ばし「よく寝た…」と。)

ひっ…あ、あの、影山サン…？(その笑顔が不気味でびくびくしていて)

寝過ぎなんだよ、テメェは(無意識のうちに、むす、とした表情になり)

嘘ついた罰な(そのまま両手を自分に寄せ、抱きしめれば片手で相手の目を隠し、キスを落として)

ほら、また怒ってる！！寝すぎたのが原因…？(彼の表情から見て自分がよく眠っていたことにより不機嫌になったという考えに行き着いて。)

わ…っちょ、何す…んッ…(彼の方へと引っ張られてまともに抱き受け。のちに目を隠され何だろうと思った時に柔らかいものが唇に。頭の中は混乱していて)

は？怒ってねぇって(わしゃわしゃと相手の頭を撫でて)

お仕置き。(ぱ、と相手を解放すれば、んべ、と舌を出し、悪戯に成功した子どものような笑みを浮かべて)

わっ…髪の毛乱れちゃうだろ…っ(撫で受けるもそう述べ不服そうに)

え…あ、っと………(何がなんだかわからなかったが後々顔を赤くさせて)い、いま…っ何した…！？

元からだろ(しれっ、と言い)

別に何も？(にまにまと余裕そうな笑みを浮かべ)