作家 2017-07-14 18:25:48 |
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【世界観】
童話とは、主にグリム兄弟やアンデルセンによって書かれた創作の物語である。その童話は世界中に知れ渡り、ありとあらゆる人が誰かの為に語っていった。だが、一つ問題が起きた。誰一人としてその本当の物語を知らないのである。故に語り手によって童話はどんどん姿を変えていく。「お菓子の家の魔女は実の母親か?」「意地悪な継母の娘達はガラスの靴の為足を切り落としたか?」そんな事は誰も知らないし語らない。
そうして幾百と時は過ぎ、作家もいなくなった現在で童話達は自我を持った。―それも、最悪の罪を侵して。
【童話達について】
語られる中で自我を持ち、自分の物語から出る事が出来る様になった童話、7つ。偶然か、その童話達は人間の禁じられた欲望「七つの大罪」に基づいたとある罪を持っていた。ある童話は「傲慢」、ある童話は「嫉妬」―…
思考も感情も物語も全てが違うその7つの童話は、たった一つ同じ目的があった。
「自分を生んだ作家に感謝を、自分を語った人間に復讐を。」
そうして今日も童話達は、歪んだ真実を振り下ろす。
【舞台】
時代は現代、舞台はヨーロッパ辺り。御伽の国から飛び出して、現実世界で人間に復讐をする童話達。
自分の物語から出てきた今は7つの童話全員で、誰も住んでいなかった森の中の館で暮らしています。基本的に皆自由。正体を隠して街で遊んだり復讐をしたり館でのんびりしたり。館はよくある洋風の2階建ての建物。シェアハウス(?)。
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