園原 棗 2017-07-05 00:25:47 |
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へ?それは…し、──ふが、
(もっと距離を縮めたい、触れたい気持ちが先行した結果が、悩まし気な反応や溢れる溜め息を招いてしまえばオロオロと眉を下げ、何処で覚えたのかなんて問われればやはり馬鹿正直に" したかったから。"と答えようとして。それを鼻を摘まれて言葉と共に遮られれば頭に浮かんだ?マーク。相手が謝る理由も分からず、キョトンとした表情で相手を見つめて「…先輩?」とくぐもった鼻声で声を掛け。揺らす腕を止められたり寄り掛かられたり、何処と無くそれが構って欲しい猫のように思え、ふは、と笑みを零し肩に掛かる愛しい重みを感じながら歩んでいけば前方に青い海を見つけ指差し「あッ。海、見えてきましたよー!」逸る気持ちを抑えられず、キラキラと光が乱反射する海に向かって手を引きながら無邪気に駆け出して)
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