匿名さん 2017-06-29 17:59:32 |
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その誰もが見逃す小さな事を見つけ出せるのがあなたの長所よ、シャーロット。……まぁ片付けられないところは短所だけど
(自分の言葉に素直に照れる彼女にはやはり可愛いげがある。マイクと最初に会いに行った時にはルームシェアは数日と持たないだとか物騒な話を聞いていたが、彼女とお別れになることはまだまだなさそうだ。もっともそれはジェーンがまだシャーロットの推理をひけらかす癖をまざまざと目にしたことがないせいでもあるのだが……ひとしきり誉めた後に最後にちくりと言いたかったことをそえるも、ジェーンの興味はすぐにその後の話題へと移った。シャーロットの正体の話だ)
顧問探偵?つまりヤードや探偵を職とする人間があなたのところにきてお金を払って、事件を解決してもらうってこと?
(さすがにこの答えをジェーンは予想できなかったし、その答えすんなり受け入れることもなかった。驚きと懐疑が半分ずつと言ったところだろうか。確かにシャーロットの推理は素晴らしい、洞察力も観察力もしかり、世にも奇妙な事件だって解決してしまいそうだ。今まさに煙草の灰の銘柄を特定し、犯人を導き出したように。彼女の実力は本物だ、だがヤードが頼るとなると少し疑問がでてくる。彼らは公的機関だ、知識も優秀な人材もあふれているのとだろう。そんな彼らが一探偵を頼ると言うのだろうか。シャーロットの実力は十分、だがヤードレベルに干渉できることなのだろうか、いまいち自信はない。手放しで信じることができず疑問を投げ掛けたところに、ちょうどその答えがやってきた。突然の訪問者、そして彼は変死体が見つかったという『現場』にシャーロットを招こうとしている。彼の言葉をうまく消化できずにいると、今度はこちらを向いて挨拶をされた。彼はスコットランドヤードの人間だった。シャーロットは間違いなく顧問探偵だったのだ。呆気に取られた顔をシャーロットに向けたあとレストレードに視線を戻すとこちらも挨拶をせねばと口を慌てて開く)
あー、ジェーン・H・ワトスンです。シャーロットの同居人の
(他に言っておかなければならないことはないかと考えたが、現在臨時の医者しかやっていない自分には何も言うことはないだろう。そしてシャーロットが出かける準備をしながらこちらに話しかけてきた)
そうね、もちろん、死体は嫌というほど見てきたわ
(シャーロットが何を言いたいのかは彼女の顔をみてすぐに分かった。しかしなぜ自分を連れ出そうとしているのかは分からない。ジェーンは杖をつかなければ歩けない身、おそらく現場では足手まといになってしまう。ジェーンもそれは百も承知で本来ならば断るべき場面だっが、ジェーンは半分イエスの意味を持つ言葉をシャーロットに返した。それはシャーロットが戦場からロンドンに帰ってきたジェーンが一番欲していたもの、『非日常』という時間をシャーロットが持ってきてくれるという予感がしていたからだった)
(/そうですね、犯人が執着するもの=エンゲージリングをシャーロットがもっていて、だからシャーロットと犯人がかち合うことになる、という流れだと自然ですよね!エンゲージリングが古いのに綺麗に手入れされているから大事にされていたもの、だから犯人は必ず取り戻しにくるはず……みたいな感じで犯人と接触できそうです)
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