加州清光 2017-06-08 11:52:07 |
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>鶴丸国永
見つけたのはいいが、どうしたものかな。
(自分が目を離したばかりに、と十分前の自分を呪いながら近侍の鶴丸を探していたが、そんな悔いもつかの間、なにかを中心に黄色い悲鳴があがっている人だかりを見つけ、近寄っていくと案の定取り囲まれているのは我が本丸の鶴丸国永で。迂闊に声をかけると周囲の女性に般若のような顔で睨まれるのは最初の定例会議の時に連れてきた山姥切国広で経験済みだ。これしかないか、と荷物の中から帽子を出して深めに被り、髪を纏めて帽子のなかへ突っ込み、現代へ行くと言ったら乱と加州に無理にさせられた薄化粧を化粧落としのペーパーでさっさと拭き取り、よし、と一言いうと輪のなかへ踏み込んで行き「よう、国永じゃないか。久しぶりだな、これからどっかに飲みにいかねえか」と一際低い声で鶴丸に話しかけ)
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