透 2017-05-31 20:38:24 |
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良い時間だ。午前3時のスピリチュアル助産師の話をしよう。
出産当日かその翌日(聞き忘れた)の午前3時。従姉が病室のベッドで横になり身体の不調に耐えていると、授乳の時間だと看護師の一人がやってきた。その病院は看護師が多く、定期的に様子見に来る人が毎回違うほどらしい。しかし、やってきたのは自分の担当の助産師だった。
しんと静まり返った授乳室に助産師と二人きり、時折事務的なやりとりをしながら事を進める。助産師は突然「スピリチュアルな事って好き?」と問い掛けてきた。
「好きですよー。占いとか結構信じるほうです」従姉の返答を聞くと助産師の目の色が変わった。「私ね、見えないものと交信できるの。今から貴方の身体の不調を取り除いてあげる」
貧血と不眠により朦朧とした意識では普段通りの判断も出来ず、助産師の言われるがまま身体をみてもらう事に。
助産師は、従姉の身体に触れながら時折うんうんと頷き見えない誰かと話して、持病を含めた身体の悪い部分を挙げる。その後に子どもをちらりと見ると「この子のおばあちゃんかな。何か憑いてるよ」と。
時間も時間で場所も場所、本当にぞっとしたらしい。助産師曰く、憑いているのが父方の祖母か母方の祖母かは不明だそう。土地や財産に憑いているものかもしれない、と前置きをして「まあ、祓っておきますね」と軽く一言。そんな簡単に祓えるものか分からないが、もう藁にも縋る思いでお願いしたらしい。
その後、そっと名刺を一枚差し出して「此処が私のブログ。定期的にセミナーを開催してるから良かったら興味があったらどうぞ。会費は月1万だけど、誰か他の人を紹介すればその金額はお返しして、その人の会費分もお渡しします」だそうだ。
ねずみ何とかか!と我に返った。そんなお話。
ちなみに、退院当日の朝には「他の人には内緒ね」と菓子折りを届けてくれたそうだ。俺が行った時に6か月のお子さんを持つ従姉の友人が偶然遊びに来ていて、偶然にも同じ助産師が担当だったらしく色々と話を聞けた。(彼女は助産師から手作りのスタイを2枚貰ったらしい。多才)
従姉が家の中をうろうろ歩いているのを見て「自然な感じですいすい歩いけてるやん!」と驚いていたから、あの人のスピリチュアルパワーは効いているのかも。
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