俺の睡魔は特筆すべき要素のない何処にでもいる善良な市民の顔をしている。でも、俺だけはその人が背中に凶器を隠し持っている事を知っている。 確証など何一つないというのに、その微笑の裏に悪魔の色が見えるような、そんな感覚。