ぬっしーん 2017-05-11 18:38:20 |
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> 茅ヶ崎
──…そりゃ光栄だな。
( 実際自身はあの時、相手の焦っている姿が面白くて可愛らしく暫し眺めるような意地悪をした、そんなことは露知らず純粋に此方をヒーローだという相手に罪悪感を感じ。光栄、何て言葉では言うも己は相手が思うような男では無い事から真っ直ぐと向けられた視線を受け止める事が出来ず、ふいっと逸らしてしまい。相手の方がよっほどその名が似合っている、そう考えるとキリがないも腹ん中真っ黒な悪どい敵とでも罵られた方が楽な自分もいて。然し気まずさから逸らした視線も相手の言葉や仕草一つで力が抜けたように穏やかな気持ちが広がり、いつの間にか又彼を瞳に捕らえていて。「 ヒト恋しい時には丁度良い。お前の声心地良いし、聴いてて安心する 」一人で只耐えていた数時間前に比べ今はこんなにも心が軽くあたたかい。謝る相手を見据えながら、そんな事は無いのだとしっかり伝え。" ありがとう " そう心の中で呟いては視線下げ、彼の手を軽く握り。
未だ相手の感触が残って居る中、此方へと歩み寄る彼を瞳に映し待って居ると予想外にも温かさが蘇り。不意な出来事に鼓動は跳ね、驚かない訳は無いのだがそんな素振りは見せずに「 ──ん、どーしたどーした 」と微笑みながら優しく問いかけてみて。反応を見る限り無意識に身体が動いてしまったのかと思うも続けられた言葉にそれ以上の事は考えられず胸がきゅっと締めつられるような感覚が生まれ。「 …ばあか、んなこと言ったら毎日集合かけんぞ 」意地悪く、少し素っ気なく素直に喜べずに告げれば彼の頭を軽く小突き。頬を染め上げ此方を真剣に見つめる彼の瞳には迷い無くはっきりとしたもの。勿論嘘を、冗談を言っているように見えなく、この感覚、雰囲気は何度か味わった事があり直ぐにそれは何なのか理解し。だからこそどんな顔を向けたら良いのか分からず眉を顰めて。「 お前はホントにいい子だな。こっちが申し訳無くなる。 」少しでも柔らかい表情をと口角を上げるも本心からは笑顔を作れず、今の彼は弱いものに対して同情しているだけだと勝手ながら考え。 )
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