カリレジェ長男様 2017-04-16 21:41:01 |
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(愛用の革ジャンを母がクリーニングに出していた為、Vネックの黒シャツにジーンズとスニーカーを合わせた比較的落ち着いた出で立ちで繰り出した春風のそよぐ赤塚街。特に目的もなく足を運んだ商店街の一角、洋服屋のショーウインドウに写る己の姿を熱心に眺めていた折、ちょいちょいと服の裾を引かれる感覚に背後を振り返れば、水色のスモックに身を包んだ幼い少女とばっちりと視線が交錯して瞠目。此方を見上げる潤んだ瞳、しゃくりあげながら舌足らずに告げられた父の単語に彼女が今現在置かれた状況を把握する事は容易く、その場に膝を折って屈み込むと、迷子の少女の涙腺を刺激しないように、殊更穏やかな声音でゆっくりと言葉を紡いで/↑)―――そうだな。確かにオレは君のダディじゃあない。だが、君のお父さんを探す手助けは出来るぞ。
(/参加許可ありがとうございます。絡み文の方も投下させていただきましたが、ご多忙なようでしたら無理に拾っていただかなくても大丈夫ですので!…それでは皆々様、これからどうぞ宜しくお願い致します)
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