清 2017-04-08 23:14:52 |
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はァ、朝から疲れる。陸は人間になっちゃうし、まさかキジまで。──昨日は確か、嫌な事があって何時もより沢山呑んじゃって...あれ、何であんなに悲しかったんだっけ。
ハッと思い出したようにスマホに手を取りLineを見ると、彼の名前がない事に気づく。
───、嗚呼、別れたンだっけ。そーいえば。ッ、思い出しただけで泣けそう...!会社で会うのやだなあ。
───数分後───
着いちゃったよ。何でこういう時だけ、早く感じるのかなあ。何時も遅く感じるのに。‥‥毎日乗るバスも、毎日通る道なりも、何か今日は少し変わった気がする。不思議な感じ。
───ポンッ
‥‥うわ、早速会っちゃったよ。
「 おはよ、藤原さん。 」
「 ぶ、部長‥‥。 」
「 はは、やっぱり、気にしてる、よね。 」
「 いえ、別に。バレてからでは遅いですから。 」
「 今まで通り、頼むよ。君は優秀だからね 」
ッたく、アンタが言うなよ。‥‥そう。彼って言うのはこの爽やか王子こと部長。内容的に察してくれたでしょ?、そう、不倫してたの。相手には奥さんもお子さんもいて、私はその序見たいなもの。
まだ社内にはバレてないし、勿論全部終わった。証拠も隠滅。さーて、1日が長いぞ。切り替えしなくちゃ。
3話/その男、完全にウチの猫でした。
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