フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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(彼の言葉でそう言えば今日は突発的なお出掛けだった、と思い至る。結論から言えば彼とならば例えそこらの散歩でも楽しいのだから予定したものであっても、突発的なものでも良い。だが、色々と予定を話し合うのも楽しそうで心擽る。すっ、と腕と腕が触れ合うほどの距離に近寄れば、その細い肩に頭を預けて。「そらええなァ。買い食いなん、最高や。ふーちゃんが甘いモンばっか買うて、代わりに俺が惣菜とか買ってそうや」同意を示しながら、未来へ想いを馳せる。不意に浮かんだ情景を面白可笑しく話し語れるのは同じ未来を向いているからか。これからもゆったりと彼と歩んで行きたい。「来年此処で花火見る前に自分らの家、持ってるんやろか」ぽつ、と思ったままを零す。何だかまだ実感が湧かない。此処に来るまでは未来を考える事なく日々生きていくのに必死だった気がする。それが今やゆったりとしたこの国の空気に身を委ね、未来について語っているのだから人生どうなるか分かったものではない。くく、と忍び笑いをもらし「俺、ホンマふーちゃんと出会えて良かったわ。今更やけど…俺と家族になってくれて有難うな。これからも大事にしたるさかい、覚悟しィや」彼の白い耳介を食み、リップ音を残して離れては、ニンマリ笑顔一つ。どうやら花火も終わったよう。丁度帰る頃合いか、とおいでおいでと手招きし。近寄ってきた彼の手を繋ぎ仲良く帰路につこうか)
(/切りが良さそうでしたので一旦回収させて頂きました…‼︎今回もフラミンゴ君の愛らしさにとても癒していただき、テファン背後共々感謝の気持ちでいっぱいですっ。次回ですが良ければ双子のどちらかでハロウィンイベントに参加させて頂ければと考えております…!)
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