フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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リュカ:貴方の仰る通りだ。強請るばかりでは与えられない。正論だからこそ、とても心に響きます(怪訝そうに歪められた顔をじっ、と静かな瞳で見詰めながら、内容を咀嚼するように一度頷きを落とす。必要とされたいから他者に無駄に愛を囁く。だが其れは相手が特別だからではなく、自身の我儘を押し付けているだけ。そっと鼓動を鳴らす胸の上に片手を置き、瞼を閉じて。「難しいものです。心とはコントロールが効かないのですから。例え嘘でも愛している、と、必要としていると言われれば満たされたような気持ちになる。空っぽな心を満たす様に人の愛を強請ってしまうのです。…私の悪いところですね」彼に伝えると言うよりは独白に近い呟きを落とし。誰彼と囁いた愛は一時的に己を満たしてはくれるが、いざ周りを見てみると独りぼっち。特別を求めていると口にはしながらも、実際は安っぽい愛に囲まれているばかり。だからと言って彼に伝えた想いが嘘ではない。其れだけは分かって欲しい、と真摯な眼差しを注ぎ。「貴方を不快にさせたのなら申し訳なかった。ですが、決して伝えた言葉に偽りはないのです。貴方と共にいれば、自分を見付けられそうな気がした」気高い彼に釣り合えるように、自身も誇り高くいようと思えた。そんな事を言ってはまた彼に怒られてしまうかもしれないが。巻き込まないでくれ、と釘を刺されたのに、巻き込まれてほしい、と願ってしまうのは自分勝手だろうか。その真っ直ぐなまでの心根に、彼だけに愛されたならば果たしてどんな心地なのだろうか。また悪い癖が顔を覗かせそうになり、一つ苦笑を零しては紡ぎかけた甘い言葉は喉奥へと封印して。「貴方は意地悪な方です。一言待っている、とそう言葉にして下さったら、どれだけ嬉しいことか」断る事が出来ない、などと、それでは嫌がっていても大人の対応で接してくれるという事か。好きでも嫌いでもない、まるでそう言われているようだ。悲しげに睫毛を伏せ、その際にはらりと散った横髪を耳にかけ。湖に向けていた身体を彼へと向け、花火の色を反射しながら煌めく瞳は真っ直ぐ彼の顔へ注いで。「必ず行きます。私は貴方と話したい。今は仕方ないですが、いずれ貴方にも私の来訪が待ち遠しい、とそう思ってもらえるようにもっと貴方に近付きたい」願いを込めるように花火の音に溶け込ませるようにそっと囁きを落としては、華やかな笑みをその顔に浮かべて)
ギール:(年若い彼に頬を撫でながら褒められたところで、所詮は酔っ払いのすること、と真に受けず。続く言葉も同様で。呆れたように眇めた瞳で麗しい顔を見下ろしながらため息を一つ。「まあ、好きにしな。お前さんが王子様かどうかはどうでもいいさ。俺はお前の言うアリスでも何でもねえし、守られるなんざ真っ平ゴメンだ」ヒラヒラ、と片手を振っては適当に言葉を流す。きっとそれでも不思議の国の住人は己をアリスだと言いは続けるだろう。「そっちがアリスだなんだと勝手に考えンのは構わねえが、それを受け入れるつもりはない。ようは認識の違い。どこまで言っても平行線さ。って事でこの話題はもうおしまいな」ぐだぐだアリスだ、アリスじゃないと言い合うつもりはない。聞きません、と意思を表すように小指を耳穴に入れ塞ぎ。頬に擦り寄る様子は可愛らしい、と表現して間違いないだろう。全く本当に警戒心がなさ過ぎる。己の様な輩がいる世界が幸せなどと、どの口が言うのか。ヒヤリ、と心に落ちた冷たい感情に一瞬表情が消える。指先に伝わる熱に触れているのが烏滸がましく、そっと手を離して。「もっと相手を見て物を言いな。優しい世界でも、幸せな環境でもない。そう思えるのなら、それはこの国が平和だからさ」いつもの様に軽口で返せばよかったのに、思った以上に真剣な声音で語っていた。どうかしている、調子が狂わされてばかりだ。彼の中に、過去に出会ったとある幼子の影を見てしまったからか。何にせよ、これ以上は危険だ。警鐘を鳴らす脳内に、一度瞼を閉じ彼から視線を外して。次に瞳を開けた時は、いつも通り軽薄さが滲み。「まあ、俺様は魅力的だから、お前さんがそう言っちまうのも分かるがな!」わはは、と腹から笑い声を上げ、惚れても構わんぞと言葉を続け。はては傍を通った住人に"お、可愛いねえ。今夜一晩俺とどうだい?"と下卑た誘いをかけるしまつ。食んだ唇は甘く、その口から零れる言葉もたっぷりの甘さを含んでいる。きっとこの甘さに溺れてしまう者は多くいるだろう。それ程彼は魅力に溢れている。「っぶは!ケツの青い餓鬼が何言ってんだ。お前さんみてえな奴には、可愛らしいちんまいアリスが似合ってるさ」緊張に僅か強張った表情を揶揄うようにカラカラと笑っては、わしゃりと頭を撫でくり回し。何をどう解釈して常識無い話にすり替わったのか。相変わらず突拍子のない発言に、ふるりと笑いに肩を震わせ。「っくはは!あー、マジでお前最高!ダメも何も全然意味が違いすぎるわ。お前今度俺と会う時までに意味調べときな。これ課題な」バシバシと床を叩きながら一頻り笑ったあと、ぴんと長い人差し指を立て、それを彼に向けては一つ宿題を提示し。情人の意味を知った時、はたして彼はどんな反応をするのか。今から楽しみで仕方なく)
(/会話が楽しくついついどちらもロルが長くなってしまいましたので、ご負担でしたら適当にロルを切り短くして下さっても構いませんので…‼︎蹴り推奨)
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