フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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白兎:__。(がやがやと騒がしい空気とは違い、振り落ちて来たのは落ち着き払う凛とした声色で。その声が余りにも落ち着きを持っていた為に声の主を追いかけるべく顔を上げ、そして気遣いとして差し出された水とハンカチに気が付けば「心遣いに感謝しよう、女王候補に相応しき慈愛の心だ。束の間の祭りだが、今夜は楽しむと良い」差し入れを頂いたからだろうか、頂いた好意を無下にすることは無く、感謝の意を唱えてから厳格のそれと落ちる口角は僅かに笑みを蓄えて。頂いたハンカチは有難く額に宛がい数秒、特別熱に浮かされていた自覚は無かったがぐわんぐわん、と揺らめきかけた視界が落ち着いたことで思っていた以上に体は熱かったのだと知る。ハンカチを顔から離し「情けない姿を見せた、私は白兎。城の兎だ」簡易的ながらも自ら進んで自己紹介が自然と口を付いた、自ら誰かと交流を図ろうとすること自体珍しければ己のこの気持ちの変化が自分でも驚きなのだ。「……国を頼むぞ、__アリス。」とこれ以上余計なことを口走ってしまわぬ内に、何処までも業務的な内容では有るが嘘偽りの無い頼みごとを重ねる事で言葉を打ち切り。)
人魚:(普段は日が暮れれば人っ子一人寄り付くことの無い湖が、陽が暮れても尚、沢山の人でにぎわうなんて素敵なこと。浮かれてしまっても仕方が無い、とつい財布のひもが緩むことも厭わずに全力で楽しんで回る。そうして警戒など少しも持たずに一人一人に挨拶をしていた所、他ならぬ彼に挨拶していたと思えば、気づいた頃には椅子に座っていて「やあ、初めまして。僕は人魚、勿論楽しんでいるよ。アリスはどう?楽しんでる?」にこー、と眼を細めゆるゆるとした笑みを表情に浮かべては自身よりも年上に見えるそんな彼の頭をぽんぽんと撫でて。目の前にはちょっとした宴のように色んな物が並んでいる事に心を惹かれ、「アリスの正体を断るなんて出来ないよ、素敵なパーティに参加させて。」差し出されたグラスはブルーハワイを使ったサイダーだろうか、少しだけ傾けてはその心遣いに甘えるべく頬へ口付けを。"頂きます"と事前に挨拶を置いてからグラスを傾けゴクゴク、と中身を空に一度に飲み干し。途端、心臓は早く動き出し身体から力が抜ける様にふわふわとした感覚に至る、あははと楽し気な笑い声を立て始めると「アリスは気前がいいです、こんな素敵なロケーションで素敵なお酒をふるまってくれるなんて!」声高らかに褒め言葉を重ねて)
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