フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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リュカ:(城のメイド達から聞いた涙の湖で催されているイベント。着飾る彼女達に触発され、己もシンプルな無地の濃紺の浴衣に身を包む。エスコートするように彼女達に囲まれて涙の湖まで行ったは良いが、蝶のように其々が好きな場所へと誘われ散り散りに。こういった時の女性の行動力は並みじゃない。微笑ましげに其れを見送り、己はブラリとあてもなく人の波を縫う。気付けば一人の人物に目が行っていた。浮かれた周りとは反対にピシリと伸びた背筋にかっちりとした軍服が妙に気になる。もしかして、と彼の姿を眺めながら思い至った心配事に踵を返してはある物を先に購入すべく一旦回り道を。目当ての物を手に入れ戻ってきてみればまだ其処に居る彼へとそっと近寄って。「今晩は、素敵な方。少し人の多さに酔われてしまいましたか?」薄い唇に柔らかな笑みを添え、顔色を伺う様に不躾にならぬ程度に見詰める。見えた綺麗な群青の瞳に翳りがないか心配すると共に、そっと購入してきた水と濡らしてきたハンカチを彼へと差し出して。「良ければ此れを。夏の暑さにも体力は奪われてしまいますから」水分を摂り、熱を帯びる額を冷やせば少しは楽になるだろう、と按じて)
ギール:(夏祭りとは何とも目出度く楽しいイベントだ。周囲に溶け込み、何も考えることなく馬鹿騒ぎ出来るのは良い。ていの良いかくれ藁だ。過去の自身を消し、ただの昼行灯でいられる。涙の湖の側に設けられた観覧席に座し、豪快に笑い声をあげつつビールを飲みながら、そんな事を思う。「ガハハ!うめぇ、うめぇ。お、嬢ちゃん別嬪だねえ。腰付きがたまらん!」アルコール類を販売している売り子にデレデレと鼻の下を伸ばし、不埒な手を伸ばしては逃げられる繰り返し。何とも迷惑な客であろう。美人には目がない。そんな己だからこそ、陽気な迄に祭りを楽しむ彼の姿は目についた。光る髪飾りよりもなお艶やかに輝く白金の髪、整った美貌を持ちながらも誰彼構わず分け隔てなく挨拶する気安さ。此方にまで挨拶に回ってきた彼を見てみすみす逃すはずもなく、強引なまでの仕草で彼の肩へ片腕乗せては懐に抱き込む様に隣へ座らせて。「よぉ、美人。どうだい、祭りを楽しんでるかァ?ほらたァくさん呑んで食いな。こんな日は、楽しまなきゃ損損」売り子からシュワシュワと目にも鮮やかなブルーのアルコール飲料を受け取っては彼へと差し出し、綿菓子やフルーツ飴、軽く摘める軽食なども勧めて)
(/交流文の先出しを有難う御座います‼︎また此方の我儘にも付き合って下さり有難うございますっ。相変わらずな二人、特にギールの方は強引ですので、絡みにくかったりすれば途中でも遠慮なくお伝えください!では一旦背後は失礼致しますっ)
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