フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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(季節の果実である杏は今が一番美味しい、加えて沢山持って帰ることが出来ればメイドがジャムにしてデニッシュやスコーンに添えてくれる。もし、彼女が城に住居を構えているアリスなら複数回食べた事が有るだろう。弾む声で確認を取るその言葉に顎を首へくっつけるように頷いてから「美味しかったよ」採ったばかりの新鮮な果実が不味い訳が無い、自らも木から採ったばかりの実を食べて来たからこそ味にお墨付きだ。先程より感情が表情や声のトーンに現れる彼女が見せてくれるだろう感想に興味を持ってしまい、つい見たくなってしまう。視線の先は遠慮も無く、失礼なことだと言う自覚も無いまま彼女をしげしげと見つめるばかりで、己に関する疑問を向けられれば一つの手の先を使い指を二本立てたピースサインを、中指を間接にて数愛ピコピコと折り曲げれば「二個目、__薬を作ってるから。二個目が正解、」この数分にて己の職業を絞り当てるとは、それは少なかれ驚きであり「アリスは、探偵?」背を丸め、少し上半身を屈めれば顔と顔のラインが並ぶように話しやすい距離感を作り、言葉の疑問符に合わせ頭を少し傾けて。手持ちの物が汚れる事を嫌がることなく、切符の良さを見せる彼女に面倒見の良さを感じ。そんな会話の幾つかを重ねた事で彼女に対する話しやすさを抱けば、己の行った喩に似た表現のそれに緩く口角を持ち上げて「太陽がそうなる前に帰らなきゃ駄目だよ、__城?」話をしていて詰まるような窮屈感が無かったからか、彼女を送り届ける事も視野に入れて問いかけを。「俺はムカデ、薬草を探して歩き回ってるから滅多にアリスと会えない」暗にこうして出会えたことが珍しいこと、そしてそれが嬉しい事を覗かせて「この辺に用事?__もし無いなら、面白い所に連れてってあげる」先ほど開いた麻袋の口を再び紐で器用に括ってからそれを持ち上げ肩口を通して背負い、彼女が此処に来ていた理由をそれとなく問いかけてから誘いを持ち掛けて)
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