フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
通報 |
(熱を含んだ誘いを断る旨など欠片も持ち合わせていなかった、それ所か彼が自分と同じ気持ちなのだと言う事が嬉しうて堪らないと言うまでにはすっかりと熱にやられていて。結局は彼を貪るのだから、どちらがホワイトデーにプレゼントを貰ったのかも曖昧になる気のままに暗転を迎え。次に瞼が持ち上がったのはチチチと鳥の囀るような声と眩しい太陽の上る時間帯で。普段の己にしては幾分か早い起床時間にまだ少しぼんやりとする意識のまま無意識のうちに隣で寝ているだろう彼の事を指先を這わせる様に伸ばしては探り、ふっくらと柔らかく、それでいてモチモチと触り心地の良い頬を指先にて戯れにむにーと引っ張り伸ばして隣にある体温に安らいで。普段、己の方が遅寝遅起きだからだろうか、陽の上るこの時間にて己の方が先に目が覚めていると言うのが何だか不思議な感覚で頬を弄っていた指先を手放せば「朝だぞ、起きろヨ」なんてどの口が綴るのだと言うそんな声掛けを行いつつ、恋人フィルターが無くとも可愛いと感じるだろう無防備な寝顔を見せる彼の事を寝転がったまま上半身をのそりと持ち上げて覗き込み「五秒で起きないと悪戯すんぞ――いーち……」その無防備さが己が隣にいるからと言う前向きな解釈で捉えると気分も良く、起こすような言葉とは裏腹にとんとんと絹糸のようにサラサラと艶めく長い髪へ撫でる様に指先を滑らせてカウントダウンの声を送り)
(/大変お待たせしてしまい申し訳ないです…!そ、そして勝手な場面転換を失礼します…!フラミンゴがあの状況で欲を跳ね返せるようないい大人とも思えず…!暗転とさせていただきましたっ。)
トピック検索 |