フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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(城で出逢う住人たちと交流する中でまず開口一番忠告される事が此の国の薔薇や植物のこと。普通ならば考えられぬ動く彼女達はまるでCGのようで、何処かのテーマパークや映画の中へ迷い込んだよう。本日は仲良くなったメイドから頼まれたおつかいがてら、散策をしてみようと思い立ち城内から出てきたしだいで。片手に頼まれた品物を持ち、出店街へと赴く前に薔薇たちへ挨拶をしていこうと庭園まで足を伸ばしてみると、其処に先客の姿を発見する。雄々しい翼を背負い、赤い薔薇に囲まれる男性は一幅の絵の様だ。だが聞こえてきた会話は物騒で仕方ない。無論本当に火を付けるつもりがないのは百も承知。自身では考えられぬ薔薇たちのいなし方に失礼とは思いつつも、つい笑い声が弾け。彼がその声に気付き振り返ったならば、素直に頭を下げ「これは失礼。貴方の手腕が大胆であまりにも見事なものでしたから。見た目もさることながら、中身まで男らしいのですね」謝罪と共に両の手を打ち合わせ拍手と賞賛を送る。人見知りなど一切せぬ身、姿勢良く彼の前まで歩み寄っては、先程ライターを取り出し、脅しつける様に火を灯してみせた手を掬い取って。「でも薔薇たちが身を焦がす様子も、貴方の綺麗な手を汚してしまう光景も見たくはありません。出来ればこの先も」唇から溢れる声音は砂糖菓子のように甘ったるく、身についた所作故か、そっと手背に唇をほんの一瞬触れるだけ落とせば、ふわりと口元を笑みで彩って)
(/交流文の先出し有難う御座いますー‼︎相変わらずな調子のリュカですが、暫しお相手お願い致しますっ)
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