フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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成る程なァ、ならここの家主と同居人に話し付けて雇ってもらうかね(探すまでもなかった、身近な雇い主を斡旋してもらえれば、その手もあったかと一つ頷きを。果たしてここ数日のぐうたら具合を見て雇おうと思うかは神のみぞ知る、といったところか。ギャンブル、カジノ__耳馴染みの良い単語だ。以前は其れなりにそういった物にも手を出していた。というのも、其れぐらいしか娯楽がなかったのだが。血腥い過去の記憶が脳裏を過るも、頭を一振りする事で蓋をし「成る程な。このお気楽な世界にもそういったモンがあるのはラッキーだぜ」昼行燈を装っていても、生来そういった賭け事や血が滾るような勝負事は好きなのだ。生憎遠慮といったものは何処かへ置いてきてしまった、彼が掛金を持ってくれるならば好都合。不埒にも臀部へ手を這わせつつ「そりゃ悪いねェ。その代わりにご奉仕させてもらおうか?」どんな、と言わず官能を思わせる手付きで暗に伝え。然しその手の動きもこれ見よがしに出された手錠にピタリと止まる。片方の眉尻を跳ね上げ、あ゛ー、と言葉濁せばそろりと触れていない方の手を顔横まで上げてみせ「ちょいとジョーカーさん。つかぬ事を伺いますがセクハラとかも其れに適応されちまう…?」看守相手に大胆な事をしてしまったもんだ。恐る恐る酔いに上気する彼の顔を窺いみながら、確認の言葉を。もし頷かれてしまえば非常に残念で惜しくはあるも、べたべた触れるのは自重しようか。そんな事にばかり考えがいき、彼の不安な言葉はまるっとスルーしてしまうのだから爛れた脳である。酒店に関する情報に"ほう"と相槌うち、すぐ様脳内メモし。「もし賭けに勝てりゃ、帰りに酒買いに行こうぜ」ガハハ、と陽気に笑いながら相手が了承しそうな誘いをかけ。軈て見えてきたファンシーな音楽と鮮やかな色とデザインが特徴的な遊園地が見えてくる。久しくこんな楽しげな場所に足を運んだ記憶がない。「ここにカジノがあるってか?なんとも気が抜けるねェ」周りで遊ぶ幼い住人たちの姿を横目に"ふわぁー"と隠す事なく大きな欠伸をして)
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