フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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こんな確りとした用心棒がいるなら助かるねぇ、__ほら、此処って直ぐ倒されそうな二人が住んでるから(城に住んでいないアリスならば己に見覚えが無くても仕方がない、仕事先をと浮かべた彼の言葉にアルコール浸りで愉快な頭は"あはは!"と吹き出すように暢気な笑い声を零すだけで。彼の手が宛がわれたから幾らか歩きやすくなった、その事に気が付かぬまま森の道を進むと「一攫千金は男のロマンだよねぇ、――その夢を当てにカジノ。」ギャンブルと聞けば目の色を変えて嫌がるアリスも多く存在する事を重々に知る為、本来ならば黙って彼を連れて行き現地の逃げられない場所にてネタ晴らしと行くのが一番なのだが、類友と言うべきか、同じような匂いをほぼ本能的に嗅ぎ分ければ隠す事無くけろりと行先を告げて。「最初の一回分くらいの賭け金は僕が持つよ、……やっぱりお金が掛かってないと面白くないもんねぇ」眼を細めて猫のように笑いつつ綴る発言はどうしようもないに尽きる物、顔に自信が無いとは謙遜にも程が有る。ロマンスグレーと言うべきか、端正な顔付に刻まれる皺なんて魅力の塊なのだ。「でも、もし、負けたら――そこで引くのも、ディーラーと交渉するのも、アリスの自由。僕は関与しないし余計な水も差さない。でも大丈夫、アリスみたいな男前なら沢山援助してくれるよ」上げたのは一文無しになったのちの対処法、ぽんぽんと軽い手つきで髪を撫でつけるように触れれば「だぁいじょうぶ、別に殺しまではしないから。もしもそうなったら、僕がディーラーをしかるべき対処でちゃんと牢屋に連れてくよ♡」ゴソゴソと袖口を漁ればチャリンと金属音を立てて手錠を披露し「こうみえて、国の看守だから」殺しはしないが命はとられるかもしれない、そんな事実を垣間見せる発言をちゃんと忍ばせれば不安を煽るような言葉を包み隠す為にふざけた喋り口で言葉を続け。いそいそと再び手錠をしまえば酒に関する話題に目を輝かせ「これは白葡萄のやっすーい奴、お酒が飲みたかったら公園の出店を見ると良いよ。後は城に僕かライオンに声を掛けて、そしたら美味しいお酒をあげる」酒飲みと知り合えれば気分上々も益々と言った物、生真面目な誰彼が聞けばしかるべき処分を下されるのは己かも知れないと言った内容をつらつらと述べつつ「相変わらずハッピーなトコロだねぇ」見えてきた遊園地の賑やかたる雰囲気にくすくすと笑い声を零して)
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