フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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んん?あ゛ー、只の居候。でもこっちでも用心棒っつー仕事があんなら、働こうかねェ(ここ数日ぐうたらと食っちゃ寝していただけに、用心棒と間違えられると些か心が痛む。ガシガシと後頭部を掻き、濁そうかどうするか、低く唸ったのちに本当の事を暴露。このままの生活を続ける訳にもいかず、そろそろ就職先探しに本腰をいれようかと思案を。然し真面目に思考出来たのはそこまで。美麗な人物からのお誘いとあれば断るわけもなし。導かれた手の先は柔い腰、その隆線を楽しむようにさわさわと腰と臀部を往復して。「いやァ、朝から眼福だねえ。よしよし、オジさんと愉しいことしようぜ。んで、何処に連れてかれるんだ?あんま顔には自信ないんだが」隣をふらつく彼の足取りは見ていて危なっかしい、腰に触れている手で、そうとは知らせぬよう彼が歩き易いように体幹を支え。もう片方の義手で顎先を摩れば、薄っすらと前髪越しにいつも見ている年老いた男の顔を思い出す。彼のいう男前でない事は確か。将又住む場所、環境が変わった事から、相手の美的感覚も己が今まで身を置いてきた環境と変化しているのか。まぁ、何にせよ美人に男前と評されては悪い気分はしない。「ジョーカー?こりゃまた変わった名前だな。俺は…何だったか、えらく少女じみた名前で呼ばれた気はすんだが。アリアだが、マリアだが、いや其れともアリスだったか?ま、適当に呼んでくれ」緩む艶やかな口元に目を釘付けにされながら、適当な自己紹介を行い。先程唇の横を舐めた際に拒否反応がなかった事から行動は大胆に。今度は唇に伝う酒を舌先でなぞる様に舐めとり、ほんのり感じる酒の味を堪能して。「こりゃ何の酒だい?出来たら酒が入手出来る店も教えてくれりゃ有難いんだが」味わったことのない美味い酒に舌鼓をうちながら、それとなく行き先を追加する辺り抜け目なく)
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