フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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あれぇ、此処はいつのまに用心棒を雇ったのさぁ。(散々好き放題に叩いていた扉が開けば苛立ちを表立たせた家主か、己が今カジノに引き連れて行こうとしていた待ち人か、さてどっちかと目を向ける。そこに立っていたのは見たことの無い人物、己の記憶が正しければこの家に三人目はいなかったはず。如何にも男らしい雰囲気の彼を惚けた声で屈託なく笑いながら続け、口に残っていた酒を舐め取られると業とらしく驚くように"わあ"と間抜けたマイペースな声を上げて「介抱は有難いけど、――それより一緒にハラハラして楽しいコトしに行こうよ」彼の発言から飲める口なのだろう、酒が飲める奴は皆友達である。"けたけた"と笑いながら見つからなかった待ち人の代わりに彼の事を連れ出すつもりの様で。寧ろと言う様に彼の手を己の腰に回せばその手を引くように家から外へ連れ出して「おにーさん男前だから大丈夫、その顔が有れば十分楽しめるよ」失礼にも彼の顔を数秒程マジマジと見つめれば縁起でもないそれを告げて、逆を返せば色男に目が無いカジノのディーラーに色男を斡旋すれば此方にも美味しい話が有るのだ。それを隠しつつ「賭け事は得意?まあまあ!話は道中しようよ、ほら、呑んだ呑んだ」最初はこれから向かう先の本質を、その途中にあっけらかんと話を流せば手にしていた酒瓶を彼へ向けて。依然変わらぬ千鳥足、よろけよろけ、そんな頼りない足取りで「今日は勝つよ~」ひっく、としゃっくりを纏いつつ気合をためれば"そうだ、"と思い直すように彼へ顔を向け「僕はジョーカー。城に住んでる呑兵衛だよ」忘れていた自己紹介を行うように"にー"と緩む口元でのんびりと行って)
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