Shall We Dreaming ？ / 非募集

＿＿＿器用なモンだネぇ、手作りでそンな手の凝ったの作れるなんてサ(最初こそ詰め寄るように魅力について語るテファンの勢いに目を瞬かせて勢いに呑まれるような反応を見せ、堪らず背筋がピンと真直ぐになってしまうのはその雰囲気に押されてか。落ち着きを取り戻した様子の彼がプレゼントの内容を思案し呟いたそれに"ハァー"と感心するような感嘆の息を漏らした後にその吐息のまま口はぽかんと開き、手作りのプレゼントと言うだけでも大変だと言うのに中々想像の付き辛いその代物に興味も深々「――クリスマス明けにフラミンゴに見せて貰いに行かなきゃネ」くすくす、と喉を鳴らすように小さく笑い声を零しては微笑ましさを感じながら続けて。一人ずつ順繰りに尋ねられれば彼らがプレゼントを配って回りたいのだと言う事に気が付いて、そうであれば協力しないと言う考えは浮かばない。ふんふん、と頷きながら上がる人物の特徴を一人ずつ考えて「ドードーは俺よりフラミンゴとか、キミら二人の方が良く知ってるカナ。ライオンはなんでも喜ぶケド食いしん坊だから食べ物の方が喜ぶかなァ……帽子屋の所ならお揃いのティーカップとかで良いんじゃなァい？メリーは何あげても文句ばっかりだから何でもイイでしょォ、女王こそ手作りの品が一番喜ぶヨ、ジャバウォックは――ンンン、あいつの事はわかンないナぁ」最初こそ手伝うぞと息巻いて真剣に考えてみるが、後半に至るにつれて考える事に匙を投げ、愈々最後の人物では両手を上げて降参を。それにしても、と言う様に目を開いては「二人してサンタさんでもするつもりィ？」頭を傾け問いかけを投げ)